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夏野菜でクールビズ!体温を下げる夏野菜レシピで快適に過ごそう!

      2017/06/01

蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすために取り組まれている「クールビズ」。
服装を軽装にすることはお馴染みですが、それ以外にも快適に過ごすためのライフスタイルが提案されています。
そんな中で今注目されているのが体温を下げるとされる「夏野菜」。
「あぢぃ…」とエアコンの温度を下げる前に、夏野菜を美味しく食べて、自然の「涼」を感じてみてはいかがでしょう!

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体温を下げる夏野菜で快適ライフ

夏野菜でクールビズ
エアコンも冷蔵庫もない時代では、さまざまな方法で暑さを和らげる工夫をしていました。
例えば、家の前に水をまく打ち水は、周りの空気を涼しくする効果があり、水が蒸発する際に周りの熱を奪う気化熱を利用した方法です。
こういった自然の中にある「涼しさ」が見直され、今日ではクールビズの一環として取り入れられています。
中でも、注目を集めているのが体温を下げる食べ物を利用することで、その食べ物の代表格が「夏野菜」と呼ばれる野菜たちです。
旬な「夏野菜」をとることで、健康的な毎日と「涼」のある暮らしを実践してみませんか!
それに「夏野菜」には美容成分が多く含まれていることから、積極的にとることで美肌効果もあると女性の関心も高まっています。

夏野菜の種類

夏の太陽をいっぱいに浴びて育った夏野菜には、暑い夏を元気に過ごすための栄養素が豊富に含まれています。
何よりも旬のものを食べて「美味しい!」と感じることはとても大切です。
さて、代表的な夏野菜といえば、
・キュウリ
・ナス
・トマト
・ゴーヤ
・ピーマンなどです。
これらの野菜を使った食事を心掛けていくことになります。

どうして体温を下げるの?

でもどうして夏野菜には体温を下げる効果があるのでしょうか?
理由は、夏野菜には「カリウム」と「水分」が多く含まれており、カリウムの利尿作用により、体内にこもった熱を尿と一緒に外に逃がすからです。
それに「水分」が多い野菜は、食べた時の「みずみずしさ」により、気分的に「涼しさ」を得られる効果もあります。

他にもある体温を下げる食べ物

夏野菜以外にも体温を下げる効果がある食べ物は多くあります。
身近なもので言えば、緑茶やコーヒー、紅茶などの飲み物です。
これらに多く含まれる「カフェイン」にも利尿作用があり、夏野菜と同様の効果があります。
また、カレーやキムチなどの辛いもの。
辛味成分「カプサイシン」が入っている料理などは血管拡張作用があり、発汗することで体温を下げることが出来ます。
夏野菜だけでなく、こういった食べ物も効果的だと覚えておくのも良いでしょう。

体温を下げる夏野菜レシピ

暑いからと冷たいものや飲み物ばかりを口にしていると胃腸に負担がかかり、食欲がなくなってしまいます。
夏バテしないようにバランスの良い食事をとることが大切です。
その上で、夏野菜を使った料理を意識的にとり、健康的に暑さをしのいでいくことが基本的なスタンスとなります。

ただ、そう難しく考えることはありません。
夏野菜をふんだんに使って本格的な料理を作る必要もなく、そうめんの具としてナスの煮びたしを添えたり、冷製パスタのトッピングにミニトマトを使ったりするだけでもOKです。
もっと簡単にキュウリやトマトをザクザク切っただけのサラダでも十分です。(※冷え性の方はとり過ぎにご注意下さいね。)
大切なのは「体にこもった熱を外に出して快適に過ごす」ということをお忘れなく!
それと体温を下げる効果がある「カリウム」は熱に弱いため、夏野菜は生で食べる方が効果的ということを覚えておくと良いですよ。

それでは、夏野菜を使った代表的な料理を紹介していきますね!

山形県 だし

山形だし

出典:http://www.pref.yamagata.jp/

山形県の郷土料理「だし」。
ナスやキュウリなどの夏野菜を細かく刻んでおり、軽い食感とさっぱりしたお味は暑い夏にぴったりです。

山形県 だしのレシピ

【材料】
キュウリ1本、ナス1本、みょうが2個、おくら5本、大葉5枚、めんつゆ適量

【作り方】
①ナスはアク抜き、おくらは軽く塩茹でします。
②すべての材料を細かくみじん切りにして、タッパに入れます。
③最後に、めんつゆを少量入れ、冷蔵庫で半日寝かします。

だしはそのまま食べても、ご飯や豆腐、そうめんにかけて食べても抜群の美味しさです。
お好みで長いもやネギを入れてみるのも良いですよ!

宮崎県 冷や汁


宮崎県の郷土料理「冷や汁」。
アジやイワシの身を混ぜ込んだ焼き味噌を使った冷たいお汁に、キュウリや豆腐をたっぷり入れています。
口いっぱいに広がる香ばしさとキュウリのシャキシャキ感がたまりません!

宮崎県 冷や汁のレシピ

【材料】(4人前)
みそ(80g)、きゅうり(1本)、豆腐(1/2丁)、いりこ(50g)
ごま(20g)、だし汁(560cc)
薬味(ネギ、ミョウガ、大葉など)適量

【作り方】
①いりこの身(頭や内臓は取り除く)をほぐし、フライパンで炒めます。
②すり鉢に炒めたいりこ、ごまを入れてすり潰します。
③みそを追加してすり込みます。
④すり込んだみそをすり鉢に押し広げ、逆さまにしてコンロの直火で軽く焦げ目が付くようにあぶります。
⑤焼き味噌にだし汁を入れてのばします。
⑥薄く輪切りにしたキュウリ、つぶした豆腐を入れて、冷蔵庫で冷やすと完成です。

アツアツご飯に「冷や汁」をぶっかけ、大葉やミョウガの薬味を乗せて食べると最高です。
もう箸が止まらなくなります!

夏野菜カレー

夏野菜カレー
夏野菜は色鮮やかなものが多く、赤や黄色などのビタミンカラーは食欲をかき立てます。
それに、トッピングした野菜で普段のカレーよりも豪華に見えることも嬉しいところです。
お手軽に夏野菜カレーを作る場合は、普段のご家庭のカレーやレトルトカレーに夏野菜をトッピングするだけでOKとなります。
それだけでも十分に美味しく出来ますのでお試し下さいね!

夏野菜カレーのレシピ

【材料】
・夏野菜・煮込み用(トマト)
・夏野菜・トッピング用(ナス、オクラ、ズッキーニ、カボチャ、パプリカ)
・ご家庭のカレー

【作り方】
①トマトをサイコロ状に切って、出来ているカレーのルーに入れて煮込みます。
②トッピング用の野菜を(ナス、ズッキーニ、カボチャを8mm幅に、パプリカは約2cm幅に)カットし、レンジ600wで1分30秒加熱します。
③フライパンで表面に焼き目が付くように弱火で焼きます。
④オクラは塩茹でし、半分にカットします。
⑤あつあつご飯に煮込んだカレーをかけて、夏野菜をトッピングすれば完成です。

夏野菜カレーはアレンジすることが出来るので、いろいろな野菜で試してみると楽しいですよ!!

最後にひとこと

自然から「涼」を取り入れる方法は食べ物以外にもたくさんあります。
ベランダに「風鈴」を置くだけでも耳から「涼」を得ることができますし、金魚を飼うと視覚的に涼しげです。
あと、イグサを使った敷物などのひんやりとした触感も気持ち良いですよね。
このような昔ながらの五感を使った暑さの対処法は、私たちの身体にも地球にも優しいクールビズになります。
今年は優しさのある「涼」を感じて、日本の夏を楽しんでみてはいかがでしょうか!

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