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小学生の自由研究!担任に「やるな」と思わせる書き方とは?

      2018/08/11

待ちに待った夏休み。
海にプール、家族旅行など楽しいことがテンコ盛りなのですが、学校からは宿題がどーんと出されます。
通知表をもらった日には「7月中に宿題を全部片付けるぞー!」なんて威勢のいいことを言っていても、夏休みの後半には「やばい、やばい」と必死になっているのでは。いわゆる「夏休み宿題あるある」ですよね(笑)
そんな宿題の中でも最後まで残ってしまうのが「自由研究」。
子供から「どうやって書くの?」と聞かれても、的確なアドバイスも出来ず、結果やっつけ感たっぷりで仕上げてはいないでしょうか?
そこで今回は、
誰もが絶賛する、そんな自由研究の書き方について見ていきたいと思います。
今年の夏は、困った我が子に助け船を出してやって下さいね!

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夏休みの自由研究

自由研究の書き方
自由研究は、長い夏休みを利用して、身の周りの疑問や不思議に思うことなどをテーマにし、自分で調べたこと、実験をしたこと、または工作をしたことを、レポートにまとめて提出する宿題です。
しかし、最近では自由研究の本やサイトもあるため、その中から自分が興味を持ったテーマを選び、書かれている通りに調べたり実験をしたりして、その結果をまとめていくことが多くなりました。
中には、自由研究のレポートまで公開しているサイトや代行でやってくれるサービスまであるからビックリです。
学校の先生方もこういったことは知っていますので、本人がキチンと取り組んだかどうかはすぐに分ってしまいます。
では、担任の先生は、自由研究のどんなところを見て評価しているのでしょうか?

評価の高い自由研究とは

自由研究というだけあって、どんなことを調べてもOKです。
でも、難しすぎるテーマにすると、グダグダになることは目に見えていますし、逆に、簡単すぎるテーマにしてしまうと中身の薄いものになってしまいます。
そのさじ加減が難しいのですが、学年にあったテーマを選ぶことはとても大切です。
加えて、テーマにオリジナルティーを持たすこと。
定番よりも誰もやっていないテーマの方がポイントの高い自由研究になるでしょう!
時間がある場合は、どんなテーマにするのかをじっくり考えることをオススメします。

しかし、8月の後半になると「テーマを考える時間がない!」ですよね。
そこで、自由研究の書き方、つまりレポートの書き方を工夫してみてはいかがでしょう!
定番のテーマでも、レポートでの魅せ方ひとつでガラッと印象が変わってきますし、生き生きしたレポートはついつい読みたくなってしまうものです。
もちろん、「自由研究の表現の仕方」は、先生方が評価するポイントでもあります。

さっそく自由研究の書き方について見ていきましょう!

自由研究の書き方(まとめる方法)

自由研究をレポートにまとめるぞ!と意気込んでも、
「何をどう書けば良いの?」
「どんな流れで書いていけば良いの?」
「注意する点は?」
と、分らないことだらけだと思います。

でも、大丈夫です!
レポートにまとめるコツやポイントが分かると、スラスラとレポートを書くことができますし、魅力的なレポートにもなります!

まずは基本となる書き方から見ていきますね。

基本的なレポートの書き方

結論から言うと、自由研究のレポートは、「起承転結」の流れにそって文章を書くだけです。
この「起承転結」は、テーマに対して、順序良く理解させるのにはもってこいの構成となります。

まずはタイトルを書き(下図番号①)、その下に学年とクラス、名前(下図番号②)を書きます。
あとは、下の図の流れで文章をあて込んでいくだけ。
あまり難しく考えないで、まずは別の紙に下書きし、写真やイラストなども仮置きしましょう。
ある程度、レポートの形ができれば、提出用の紙に書き込んでいくと良いですよ。
自由研究の書き方(例)

起(図番号③)

自由研究のテーマを選んだきっかけ理由を書きます。ちょっとしたエピソードを交えると臨場感を出すことができてオススメです。

承(図番号④)

どんな実験や観察をするのか計画予定を具体的に書きます。
実験で使う道具の写真や実験の進め方をイラストで表すと、とても分かりやすくなります。

転(図番号⑤)

行った実験の修正点失敗したことを書きます。そして、「このように改善しました」とビフォーアフターを示してあげると良いでしょう。
また実験中や観察中など、作業中に感じたこと、思ったことを書いても良いですね。

結(図番号⑥)

実験の結果やその結果からどんなことが分かったのかを書きます。
つまり、テーマに対する結論をここで発表するのです。
結論は、ダラダラ書かずに短文でズバッと書いた方が分かりやすくなりますし、その部分を太字にしたり、下線を入れるなどして強調させるのも良いですね。
結論の後は、感想や反省点も加えてもおきましょう。
最後に参考図書や資料、ネットで参考にしたサイトを記載しておくと完璧です!

この流れで書くと模範的なレポートにはなりますが、少し面白味に欠けています。
いわば、優等生的な自由研究です。
そこで、「起承転結」の順番を変えてみましょう。
伝えたいことが強調でき、生き生きとしたレポートに変わってきますよ!

結論を最初に伝える書き方

基本的なレポートは「起⇒承⇒転⇒結」の順で書いていくのですが、最後の「結」(結論)を最初に持ってくるだけで読んだ時のインパクトが大きく変わります。
最も伝えたいことを一番最初にもってくることで、テンポやメリハリが出てきますし、その後の話も理解しやすくなるメリットがあるのです。

どんな違いがあるのか「基本的な書き方」と「結論を最初に伝える書き方」を比べてみましょう。

基本的な書き方では

テーマ:【鉄の船がなぜ浮くの?】

起:「どうしてこんな疑問を持ったかと言うと、父の実家に行く時にフェリーに乗ったからです。あの大きな鉄の船が…(続く)」

承:「○○○○」
転:「○○○○」

結:「以上のことから、浮力によって鉄の船でも浮くことが分かりました!」

それに対して、結論を最初に持ってくる書き方では

テーマ:【鉄の船がなぜ浮くの?】

結:【結論】水からの押し上げる力(浮力)が鉄の船を浮かしていた!

起:「この結果が分かるまでに色々調べ実験しました。初めに、どうしてこんな疑問を持ったかと言うと、父の実家に行く時にフェリーに乗ったからです。あの大きな鉄の船が…(続く)」

どちらのレポートが良かったでしょうか?

「こんなことを疑問に思ったので調べたら結果はこうでした!」
そして「どうして疑問を持ったかと言うと…」と、つなげていけば、その先を読みたくなるかと思います。
(※最初にもってくるのは「結論」だけで、実験結果や感想などの「結」部分は最後のままでOKです)
最後にもう一度、結論を言って締めくくることで、伝えたいことを強調することも出来ますよ!

このように最初に「結論」を伝える書き方は、会社や職場でのビジネス文書では普通に使っていますので、自由研究に使っても問題ありません。またテーマが弱い場合は、結論から書くことでストーリー性を作り、面白いレポートに仕上げることも出来ます。
積極的に使って下さいね!

次は、レポートをビジュアル的に良くする方法を考えていきましょう。

レポートの魅せ方を工夫をする

せっかく内容の濃いレポートであっても、雑な字で書いていたり、ゴチャゴチャしていたりすると、読む側は途中で飽きてしまいます。
頑張って書いたレポートを読んでもらうには、読みやすくする、ワクワク感を演出する、視覚で理解できるようにするといった表現方法を工夫することも大切です。

そこで以下のことを意識しながら書くと、とても魅力的なレポートに早変わりします。
どんどん取り入れて下さいね!

①タイトル(自由研究のテーマ)は大きく、興味がわくようなタイトルにする。
②見出しの文字はサイズを大きくしたり、色を変えたりして目立たせる。
③1文は短く、主語と述語をはっきりさせること。場合によって箇条書きにする。
④重要な部分には、下線を入れたり、太字にする。
⑤図やグラフ、表を入れて説得力をUPさせる。
⑥実験の手順などは、写真を使い説明をする。
⑦感想には自分の率直な気持ちを書き、次回への意欲も入れる。

以上のことを参考にしながら自由研究を書くと、立派なものが出来上がるハズです。
ガンバって仕上げて下さいね!

最後にひとこと

サザエさんの磯野家では、夏休みの最終日になるとカツオの宿題が話題になっています。
カツオはどうにかして宿題を手伝わそうと悪知恵を働かすのですが、最終的には、波平に「ばっかもーん!」と怒られてしまうのです。
子供は悪知恵を考えるのが楽しいのでしょうね(笑)
そこで、自由研究のテーマを「夏休みの宿題をラスト3日で終わらせる方法!」にしてみてはいかがでしょう!
悪知恵を働かして、宿題も自由研究もあっという間に仕上げてしまうかもしれません(苦笑)

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