初夢で悪い夢を見たら縁起が悪い?不安な気持ちをリフレッシュさせる方法!
2017/04/21
新年になって初めての夢「初夢」。
今年一年を占う意味でも、初夢が縁起の良いものだったり楽しい夢だったりすると「今年は良い一年になりそう!」と気分が良いものです。
しかし気味の悪い夢だったり、怖い夢だったりすると、新年早々、気持ちもダダ下がりになっちゃいますよね。
普段は気にならなくても、初夢だけに「何か意味があるのでは?」もしかしたら「正夢?」と必要以上に気になってしまうことも…。
そこで今回は、
初夢で悪夢を見ても落ち込まないように、夢を見る仕組みを理解し、悪夢を見る原因について探っていきましょう。
さらに後半では、悪夢で不安になってしまった気持ちをリフレッシュさせる方法を紹介しています。
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初夢での悪い夢
初夢とは一般的に、元旦の夜、あるいは二日の夜に見る夢のことで、昔から「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」と言われ、夢に富士山、鷹、なずびのいずれかが出てくると「縁起が良い」といわれています。
初夢で縁起の良い夢や楽しい夢を見ると「今年は良いことがありそう!」とハッピーな気分になりますが、逆に、怖い夢を見るとブルーな気持ちになり、「何かのお告げでは?」「今年は何か悪いことが起こるのでは?」と必要以上に気になってしまいます。
しかし結論からいうと、初夢で「悪い夢」を見たからといって「その年が最悪な一年になる」ということはないでしょう。
これからお話する、夢を見るメカニズムを理解した上で、悪夢を見る原因について探っていきましょう!
夢を見るメカニズム
「夢」を科学的に解明しようと研究が進められ、今では「人は眠ると必ず夢を見ている」ことが分かっています。
そして、夢を見ることは、脳内の記憶の整理やストレス解消を行い、心身をリフレッシュするための重要な生理現象だと考えられています。
夢を消去する脳内システム
睡眠中に必ず夢を見ているとのことですが、目が覚めた時に夢の内容を覚えているでしょうか?
ほとんどが「覚えていない」または「夢を見ていない」だと思います。
覚えていても「あれ?どんな夢だっけ?」とすぐに忘れしまった経験があるのではないでしょうか。
これは、現実と混乱しないように、夢を消去する脳内システムが作動し、何もなかったことにするからだと言われています。
しかし逆に「夢をハッキリ覚えている(夢を見た)」ことがありますよね。
理由としては、夢を消去するシステムが機能せず、夢の記憶が残ったままで目が覚めてしまったからと考えられ、その結果「夢を見た」となるのです。
でもどうして消去システムが機能しなかったのでしょうか?
これには、睡眠のリズムと目覚めるタイミングが関係しているようです。
夢を見るレム睡眠
人は眠りにつくと、ずーっと同じ深さで眠るのではなく、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」を一定のリズムで繰り返すことになります。
【レム睡眠】浅い眠りで、体は寝ているのに脳が起きている状態。
【ノンレム睡眠】深い眠りで体も脳も寝ている状態。
このように睡眠には、脳が起きている睡眠と寝ている睡眠があり、「眠りが浅くて寝た気がしない」というのは、レム睡眠が多くなり脳が十分に休めていないためです。
さて、夢を見ているのはどちらの睡眠時でしょうか?
はい!そうです。脳が起きている睡眠、つまり、夢はレム睡眠時に見ています。
レム睡眠は眠りが浅いため、夢を見ている途中でハッと目が覚めてしまうと、うまく夢を消去することが出来ず、直前まで見ていた夢を覚えていることになります。
また「過度のストレス」などでも消去システムが作動しづらくなり、疲れがたまると夢をよく見る(夢を覚えている)といわれるものこのためです。
つまり、レム睡眠時の夢の記憶が残ったままで、目が覚めてしまうと「夢を見た」となるのです。
それでは次に、悪い夢(怖い夢)を見る原因について見ていきましょう!
悪い夢(怖い夢)を見る原因は?
夢の内容は、心身の状態が影響していると考えられています。
心身に過度の負荷がかかった状態で、眠りの浅いレム睡眠が多くなると「悪夢」を見やすくなると言われています。
では、具体的にどんな状態の時に「悪夢」を見やすいのでしょうか。
日常生活のストレス
精神的なストレスがあると怖い夢を見やすくなります。
現代社会で生活しているとストレスから逃れることはできませんが、そのストレスと折り合いがついている時は悪い夢を見ないものです。
押し潰されそうな過度なストレスや自分では自覚していないストレスを抱えている場合には、悪夢を見やすくなっています。
寝ている時の姿勢が悪い
睡眠中に身体が感じていることを夢に変えることがあります。
例えば、うつぶせで寝ていて息苦しい場合に「海で溺れる」夢を見たり、枕が高くて首に負荷がかかっていると「首切り」の夢を見たりと身体が感じている痛みや苦しさを夢に反映することがあります。
就寝前に暴飲暴食をする
お酒を飲まないと寝れない、お腹が空いていると寝れないという方も多いかと思います。
しかし就寝前に暴飲暴食をしてしまうと、寝ている間も胃が働き続け、レム睡眠の時間が長くなってしまいます。
さらに胸やけや胃の不調により、身体の不調からくる怖い夢を見やすくなります。
以上のことを踏まえて思い返してみると、
・年始のお祝いで暴飲暴食をしてお布団に入った。
・今年の目標にプレッシャーを感じてしまった。
などなど、
すでに「悪夢」を見やすい状態であったことが、初夢で「悪い夢」を見てしまった原因かもしれません。
来年からは、こういった原因を取り除いて、お布団に入りたいですよね!
悪夢で不安になった気持ちをリフレッシュさせる方法
たとえ初夢で悪夢を見たとしても、大抵は時間と共に忘れていくものですが、その時の心理状態によっては、どうしても気になってしまい気持ちが前に向かないこともあります。
必要以上に負のイメージを持ち続けると心に悪い影響が出ることもあり、早めに気持ちをリフレッシュさせてあげましょう!
心のリフレッシュ方法
どうしても気になってしまう場合は、じっと考え込むよりも「行動」した方が心のリフレッシュにつながることが多いものです。
人それぞれ、気持ちのリフレッシュ方法は違いますが、参考例をあげておきます。
お友達やご家族に話す
ひとりでモヤモヤしているより、人に話すことで気持ちがスッと楽になることがあります。
身近にいる人や信頼できる人に思い切って話してみましょう!
心の健康を維持するためにも「話す」ことは大切なことです。
軽い運動をする
ウォーキングやジョギングをして汗を流すことも気持ちをリフレッシュするには効果的です。
ゴロゴロと寝正月になりがちで、余計に夢のことが気になってしまうため、軽めの運動をすると気分転換になります。
ほどよい疲労感があるとスムーズに眠りにつくこともでき、質の良い睡眠につながります。
確認作業をする
もし親友やご家族に不幸が起こる夢などの場合、実際に連絡して、顔を見たり声を聞くことで気持ちが楽になります。
また車で事故をする夢なら車の整備をしてみるのも良いかもしれません。
あれやこれやとモヤモヤした気持ちでいるなら「確認する」という行動で「安心感」を得ることが出来ます。
お参りをする
気味が悪いような夢だった場合、神社に行きお参りをする、あるいはお守りを買ってみるだけで気分的にはずいぶん違ってきます。
「厄年」にあたる場合はお祓いをしておくもの良いかもしれません。
特にご利益のある神社に行くとより安心感が増します。
最後にひとこと
初夢で怖い夢を見ても、過度に気にする必要はないのですが、「夢」にはまだまだ解明されていないこともたくさんあり、科学的に証明できないことも起こっています。
夢を軽視するのではなく、「危険を教えてくれてありがとう!気をつけるようにしよう!」とポジティブシンキングで過ごした方が、幸運が舞い込んできそうな気がします。
それに重視すべきは、寝ている時の「夢」ではなく、叶えたい自分の「夢」なのですから!
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