鹿児島県の「あくまき」の賞味期限(日持ち)は?保存方法は?
2017/05/22
鹿児島県や宮崎県などの九州地方のご当地和菓子「あくまき」。
地元では「ちまき」とも呼ばれ、端午の節句に食べられています。
この「あくまき」はもち米を灰汁(あく)で炊いたり煮たり竹の皮で包むなど独特な作り方により、保存性がとても高い和菓子なのです。
ではいったいどのぐらい「日持ち」するのでしょうか?
また保存性が高いのは何故なのでしょうか?
そこで今回は、「あくまきの日持ち」をテーマに調べてみました!
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あくまきの賞味期限(消費期限)はどのぐらい?
市販されている「あくまき」だと消費期限が記載されているので安心です。
製造工程でしっかり殺菌をしていますので、常温で5日程。長いものでは14日も日持ちするものもあります。
これに対して、
ご家庭で作った「あくまき」は完全に殺菌処理をすることは難しいこともあり、市販のものより賞味期限は短くなります。
それでも、作る工程で灰汁(あく)で炊くことや煮る、または竹の皮の抗菌効果のために常温でも4日間程は日持ちするでしょう。
(※室温や湿度によって傷みが早くなることがあります。)
どうして日持ちするの?
「あくまき」には、昔の保存に対する知恵や経験が生かされており、
②長時間煮ることによる減菌
③竹の皮による抗菌
と、作る工程で減菌や抗菌の処理がされているため、菌が繁殖しにくく、日持ちがしやすくなっています。
戦国時代では「あくまき」を保存食として、戦に行く際に携帯していたそうです。
竹の皮に白いカビ?
賞味期限(消費期限)内でも竹の皮の外側にカビが生えることがありますが、中身は大丈夫です。
ただ、食べることには問題はなくても風味が落ちていることがあります。
保存性は高い食べ物とはいえ、早めに食べたいものです。
余った場合の「あくまき」の保存方法は?
たくさん作りすぎてしまった、またご近所さんからたくさん頂き、数日で食べきることは出来ない場合は保存するしかありませんよね。
では、どんな保存方法が良いのか見ていきましょう!
冷蔵庫で保存する
「あくまき」を冷蔵庫に入れるとお餅が固くなります。
常温でも日持ちはしますので、なるべく冷蔵庫には入れないようにして下さい。
これは、冷却するとでんぷんが硬化してしまう現象のためです。
もし固くなってしまった場合、少しだけ電子レンジで温めて下さいね!柔らかさが復活します。
そこで長期保存するには「冷凍保存」がおすすめです!
冷凍して保存する
「あくまき」を冷凍することで長期間保存することが出来ます。
できるだけ早め(風味が損なう前)に冷凍すれば、解凍後も美味しく頂くことができます。
冷凍方法ですが、
①竹の皮から外す。
②1個ずつラップで包み個装する。
③個装したものをジップロックなどの冷凍用ビニールに入れ、なるべく空気を抜いて密閉。
④冷蔵庫に入れる。
あとは食べる時に食べる分だけ解凍すればOKです。
美味しく解凍する方法は?
「あくまき」を食べる時は、食べる分だけ常温で解凍します。
常温だと2〜3時間で解凍できます。
解凍後はレンジでほんのり温めてあげると、とても美味しいです。
ここで注意して欲しいのが次の2点。
①解凍後は早く食べること。(劣化がどんどん進むため)
②解凍したものを再冷凍するのはNG。
最後にひとこと
「あくまき」の食べ方は、きな粉や黒蜜をつけたり、醤油で食べたりと色々なバリエーションがあります。
自分が好きな食べ方を見つけるのも1つの楽しみ方ですね。
もし「あくまき」が余った場合は早めに冷凍して、次回の和菓子タイムを楽しんで下さいね!!
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