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端午の節句、北海道のご当地和菓子「べこ餅」は懐かしいふるさとの味!

      2016/04/13

「北海道新幹線」が開業し話題になっている北海道。
東京~新函館北斗が約4時間で結ばれ、
関東からの北海道旅行者が増えるだろうと言われています。

それに伴い、北海道土産として買われることで
全国的に知名度があがるのではと期待されている和菓子が「べこ餅」です。

また道民や北海道出身者の多くが
「ふとしたときに食べたくなる」として、「べこ餅」をあげています。
子供の頃におばあちゃんが作ってくれた懐かしい記憶
心の中で生き続けている様な気がします。

そんな道民に愛されている「べこ餅」とはどんなものなのでしょう?
早速、見ていきましょう!

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北海道の和菓子「べこ餅」

bekomochi
「べこ餅」は、主に北海道や青森県下北地方などで食べられいて、基本は木の葉の形をした和菓子です。
(※形や色は様々ですが、道南、函館辺りでは木の葉が一般的です。)
材料には上新粉を使い、2色(白や茶色)の生地を木型で成型した後、蒸し上げています。
お味は、名古屋名物のういろうに近い感じで、ほんのり甘くなめらかな食感をしています。

また5月5日の端午の節句には「べこ餅」でお祝いをする習慣があり、
全国的に食べられている「柏餅」とは異なった食文化があります。

さて、
「べこ餅」の「べこ」って何?と疑問に思いますよね。

べこ餅の由来

べこ餅の名前の由来は諸説があり、その中でも有力なのが次の2つと言われています。

牛のように見えるから

北海道では、牛のことを「べこ」といい、「牛の白黒まだら模様が似ている」や
生地を切り分ける前の形が「牛の背に似ている」ことから「べこ餅」となった説。

べっ甲に似ているから

こちらの説はすごくシンプルで「べっ甲模様に似ている」ことから「べこ餅」となった説。

ただ、べこ餅は地方によって呼び名は様々で、「かたこもち」とも呼ばれたり、
大間町などの一部地域では「くじら餅」と呼ばれることもあります。

ここで一般的な作り方を紹介しておきます。

べこ餅の簡単な作り方

使用する材料は、上新粉、砂糖、黒砂糖、水です。
まずは、2色(白と茶)の生地を作っていきます。
白色の生地は、上新粉に砂糖を混ぜ合わせ、熱湯を少しずつかけつつ、耳たぶぐらいの固さまで練ります。
茶色の生地は、上新粉に黒砂糖を混ぜ、同様にして耳たぶの固さにします。
それぞれの生地を棒状に伸ばし、合わせてぐりぐりっと回し手綱状態にした後、ほど良い大きさにカットします。
カットした生地を木の葉の型に入れて成型し、最後に蒸すと「べこ餅」の完成です。

また、生地によもぎやあんこを入れたり、木型で成型せず、かまぼこ状にしたりとバリエーションは豊富です。

実際にご家庭で作る際には、クックパッドなどでレシピを検索して下さいね。
いろいろな作り方が紹介されています。

べこ餅の賞味期限(消費期限)や保存方法

ご家庭で作りすぎてしまった場合やたくさん貰った場合はどうしたら良いでしょう?
手作りした「べこ餅」の賞味期限(消費期限)は2~3日間 ほどです。
(※室温や湿度などで変わってくるので、十分ご注意下さい)
余ったべこ餅を冷蔵庫に入れると固くなってしまうため、
保存するなら冷凍保存がおすすめです!

冷凍方法
①1個ずつラップで個装する。
②ジップロックなどの冷凍用ビニールに入れ、なるべく空気を抜いて密閉。
③冷蔵庫に入れる。

あとは、食べたい時に食べたい分だけ自然解凍すればOKです。
少しレンジで温めたり、オーブンで焼くもの良いでしょう。

美味しく冷凍するポイントとして、出来たて(蒸した後冷めたら)すぐ冷凍すると、解凍した時の食感も風味も全然違ってきますよ!
冷凍保存すると6カ月ほどは大丈夫ですが、いつから冷凍したか分かるように日付を書いていると分かりやすいです。

べこ餅の通販

端午の節句の時期になると、地元の多くのお菓子屋さんで販売するようになります。
そのなかでも人気のあるお店をご紹介します。
(ネットでお取り寄せをする場合、季節商品のため販売終了となっていることもあります)

べこ餅が美味しいと有名なお店

①六花亭(全国的に有名で北海道土産のマルセイバターサンドは定番中の定番)
②柳月(北海道の十勝帯広を中心にした洋菓子店。しっとり系バウムクーヘンの元祖です)
③サザエ(素材にこだわり北海道産小豆を使った十勝おはぎで有名)
④壺屋総本店(北海道銘菓「き花」で有名。創業昭和4年の老舗店)
⑤新倉屋(創業120年の老舗中の老舗。小樽銘菓「花園だんご」が有名)

北海道旅行に行かれた際のお土産の参考にして下さいね。
ただ「北海道はでっかいどう!」なので
まだまだ美味しいお店があるかと思います。いろいろ調べてみて下さいね!

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