五月人形をしまう際のお手入れ方法や気をつけるべき保管方法
端午の節句のお祝いが終わり、「さあ片付けるか!」とすぐに元の箱に入れていませんか?
ホコリが付いたまま箱に入れちゃうとシミの原因になったりします。
来年も綺麗な状態で飾れるように、しまう際にはしっかりお手入れをしましょう!
きっと五月人形も喜んでくれますよ。
今回は基本的なお手入れの方法と保管の方法を見ていきます!
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五月人形のお手入れ方法
来年も楽しく端午の節句のお祝いができるように、しっかりお手入れしてあげましょう!
お手入れで重要なことは、たった2つ。
①ホコリや脂をしっかり取り除く
②お手入れ中に指先の脂が付かないようにする
このことを頭に入れてお手入れすれば、最低限のお手入れは出来ています。
では、具体的にお手入れ方法を見ていきます!
お手入れのベストな日
まず天気の良い日を選んでお手入れしましょう!
日柄が良いからといって、雨の日に片付けてしまうと
カビの原因になってしまうので、必ずお天気で空気が乾燥した日を選びましょうね!
手袋を用意しましょう!
お手入れをする際に、五月人形を素手で触ってしまうと指先の脂が付いてしまいます。
この脂によってシミやサビが出来てしまうので、手袋の着用は必ずして下さいね!
ホコリを払いましょう!
数週間も飾っているとホコリがついています。
ぱっと見て「付いてないから大丈夫!」ではなく、全体的に羽ばたきなどで落としていきます。
細かい部分などは、毛先の柔らかい筆でやさしく掃き出すようにホコリを取ってあげれば完璧です!
若大将などはお顔が少し明るくなったような気がします(笑)
金属部分は脂を取り除きましょう!
兜や鎧には金具や金物部分が多くありますが、手の脂が付いたままにすると錆びの原因になってしまいます。
柔らかい乾いた布を用意し優しく擦り取るように拭いて下さい。
甲冑飾りなどは大変な作業になりますが、大切な五月人形ですから、愛情を込めてゆっくり作業して下さいね!
人形は布や紙で包みましょう!
ホコリや脂取りが出来れば、次は人形を柔らかい紙や布で包んでいきます。
こうすることでホコリやチリの付着を防ぎます。
その時の注意点ですが、決して強く包まない様にして下さい。
特に紙で包む場合は、思っている以上に強く力が加わり、形が崩れたり破損してしまうことあるので気をつけて下さいね。
その後、包んだ人形やパーツなどはビニール袋に1つずつ入れ個装します。
こうすることで虫に食われることを防ぐことが出来ます。
そして箱の中に入れていきます。
箱の中で動かないように隙間には新聞紙を詰めましょう。
あまりギュウギュウに詰めすぎないように気をつけて下さいね!
最後に防虫剤を入れて完了です!
防虫剤は前回と同じ種類の防虫剤を入れるようにして下さい。
(※違う種類の防虫剤を同時に入れると変色してしまうことがあります)
お疲れさまでした!!
さあ箱詰めまで出来たので、次は保管について見ていきましょう!
五月人形の保管方法
次の端午の節句まで保管することになります。
保管場所の環境が悪いとシミやカビが出来ることもあり注意が必要です。
保管場所の決め方
保管に適した場所は、直射日光が当たらず、湿気が少ない場所です。
梅雨の時期にはジメジメした日が続くため、十分湿気には気をつけて下さい。
また、もう飾らなくなり長期間保管する場合は、保管場所に気をつけるだけでなく、
年に1回ほど箱から出して風を通すなどして湿気取りをしましょう!
おすすめの場所
押入れの上段や天袋、上段が無理な場合は下に「すのこ」を敷くなど湿気がこもらない工夫をしましょう。
また天気が良い日に風通しが出来る場所もおすすめです。
避けるべき場所
北側の角にあたる押入れや納戸は冬場に結露が出やすいため避けた方が良いでしょう。
あと、屋根裏など夏場に熱気がこもる場所、直射日光が当たる場所、乾燥しすぎる場所もやめておきましょう!
まとめ
五月人形をきれいな状態を維持するには「湿気」と「脂」の対策をきちんとする!ということです。
お子さんの健やかな成長を願うと供に「五月人形」に対し感謝の気持ちを示すためにも、しっかりとお手入れはしたいものです。
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