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お祭りの金魚を持って帰ったけど、水やブクブクなしの場合どうする?

      2016/08/19

お祭りでの屋台の花形といえば、金魚すくい。
すいすい泳ぐ金魚を見ているだけでも心が和みますよね!
この金魚すくいって、小さな和金なら捕れてもちょっと大きな出目金になると1発で破けてしまい悔しい思いをすることも。
ゆえに出目金やリュウ金、シシガシラを捕れた時には愛着が湧きますし、特に子供は生き物を飼いたくなる性分ですから、小さな和金でも持って帰りたがります。
しかし、金魚を持って帰っても家には水槽もないし飼えるような準備が全く出来ていない場合、どうしたら良いのでしょうか?
金魚が入ったビニール袋のままでは、次の日には可哀そうな結果が待ってます。

そこで今回はお祭りでの金魚を持って帰った時、
金魚の水やブクブクがない場合はどうしたら良いのかを見ていきましょう!
ただ、ここで紹介するのは緊急的な方法ですので、金魚のために住みやすい環境を早急に準備してあげて下さいね!

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金魚の水がない場合

金魚の水
お祭りで捕った金魚は、ひも付きのビニール袋に入れられ持って帰るのですが、金魚を別の容器に移すために金魚が生きれる水が必要となります。
水道水は、そのままでは塩素が入っているため使えません。
100円ショップが営業している時間なら、中和剤(カルキ抜き剤)を買ってくれば良いのですが、営業時間外なら至急金魚用の水を用意しなければいけません。

そこで金魚の水を代用的に用意するには、下記の2つの方法があります。

金魚の水にミネラルウォーターを使う

中和剤を用意できない場合、コンビニに売っているミネラルウォーターを代用する方法があります。
ただミネラルウォーターに塩素が含まれていないからといって万全というわけではありません。
ミネラルウォーターには、硬度というものがあり、すべての水が金魚にとって住みやすい水とは限りません。
金魚用の水にミネラルウォーターを選ぶ時は、国産の「六甲のおいしい水」や「南アルプスの天然水」あたりが良いと言われています。
またコンビニでは、冷蔵庫で冷やされているのでそのままの温度で使うことができません。
常温になるまで放置するか、急ぐ場合は軽く湯せんして常温にしてから使用して下さいね。

金魚の水に沸騰させた水道水使う

水道水には塩素が含まれているので、そのままの状態では金魚の水として使うことは出来ません。
そこで、塩素を飛ばすために水道水を沸騰させる方法があります。
その水を常温になるまで下げれば、金魚用の水として使うことが出来ます。
ただ、沸騰させるこで水中の酸素量が減っているため、酸欠になりやすく、エア(ブクブク)があった方が良いでしょう。

水温合わせ絶対にするべし

水の用意が出来たら、容器に水を入れてビニール袋から金魚を移すのですが、絶対にしてほしいのが水温合わせです。
簡単に言うと、袋の水温と移す容器の水温を同じにする、ということです。
金魚にとって急激な水温の変化はとても負担になります。ただでさえ弱っている体にムチを打つようなものです。
水温合わせの方法は

①金魚の入ってる袋を移す先の容器の水に浸けて、お互いの水温が同じになるのを待ちます。時間にして30分程です。
②水温が同じになれば、袋の水を半分捨てて、捨てた分だけ容器の水を入れて15分待ちます。
③金魚の様子に変わったことがなければ、②と同様に半分捨てて、半分入れて15分待ちます。
④金魚が元気そうだったら、容器に移してしばらく様子をみます。

これでとりあえずは、ビニール袋から容器へのお引越しは終わりです。
次の日まで元気でいることを祈りましょう。

ブクブクがない場合

金魚にとって住める水は必須ですが、その水に酸素がなければ生きていくことができません。
金魚は酸素がなくなると水面に口を出してパクパクしだすので、すぐに分かります。
大きな容器に水を入れ、金魚を1~2匹であれば、ひと晩ぐらいは、ブクブク(エア)なしでも問題ありませんが、水道水を沸騰させた水を使っている場合は、酸欠になる可能性も十分にあります。
とにかくエアが欲しい場合は、近所に24時間の釣り道具屋さんがあれば、生きエビ用のエアポンプが売っているのでこれを代用することが出来ます。
その他の方法として、

①金魚を容器に入れる前に、容器の水を十分撹拌して酸素を入れる。
②浮輪などの空気入れがあれば、その先端にストローをテープで連結させ、水中にストローを入れて空気をブクブクさせる。

などがあります。

今回紹介しているのは取りあえずの代用的な方法です。
ホームセンターにもちゃんとした飼育セットが売っていますので、早目に金魚の住みやすい環境を作ってあげて下さいね。

もし次回、お祭りで金魚すくいをする機会がありましたら、
金魚すくいのコツを参考にして下さいね。子供もたくさん捕れますよ!

最後にひとこと

子供にとっても大人にとっても生き物を育てることは、命の大切さを学ぶ機会になります。
また金魚をじっくり観察することは、理科に興味を持つきっかけにもなるでしょう。
ただ、お祭りの金魚は、屋台でのストレスや悪い水質などにより、かなり弱っていることを理解して下さいね。
できることなら、お祭りに行くとなった時点で、バケツ等の容器や水の汲み置きなどを予め用意しておいた方が金魚のためにもなります。
元気な金魚に育つように頑張って下さいね!

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