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父の日って、いつ(何月何日)?その由来や黄色いバラを贈る理由は?

      2019/06/07

父親に感謝の気持ちを伝える「父の日」。
6月に入ると、いろいろなお店で「父の日」のポップカードで販促活動をしていますよね。
今年は何をプレゼントしようかな?定番の黄色いバラ?お酒が大好きだし、やっぱビール?と考えるのも楽しいものです。
ただ母の日に比べ、「6月のいつが父の日?」と覚えていない方も多いそうですし、そもそもどうして「父の日」が作られたかなどは、あまり知られていません。

そこで今回は「父の日は、いつ(何月何日)なのか?」そして、「どうしてその日に決まったのか?」といった由来、また日本ではどうして黄色いバラを贈られるようになったのかを見ていくことにします!

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父の日はいつ?

titinohi
父の日は、6月の第3日曜日と決まっています。
2019年は、6月16日(日)になります!

でも、どうして6月の第3日曜日に決まったのでしょうね?
その由来について見ていきましょう!

父の日の由来

父の日は、アメリカが発祥の地になり、アメリカのワシントン州に住むドット夫人が「母の日があるなら、父の日もあるべき」と提唱し、牧師教会に「父の日」を作るようにお願いしたことがきっかけになります。
ドット夫人は、子供の頃に母親を亡くしており、父親が男手ひとつで末娘の自分と5人の兄を育ててくれたことに、感謝の気持ちを表したかったのです。

6月の第3日曜日になった理由

ドット夫人は、父親の誕生月の6月に「父の日」を祝う礼拝を行うよう牧師教会に働きかけました。
その熱意が認められ、「父の日」の礼拝が行われたのが、1909年6月19日の第3日曜日でした。
この6月の第3日曜日が「父の日」として定着していくことになったのです。

その後、1916年になるとアメリカで広く知られるようになり、1972年に「父の日」は、アメリカの国民の祝日に制定されました。

日本での父の日の広がり

アメリカ発祥の父の日を日本でも取り入れるようになり、1953年ごろから「父の日」を祝うようになりました。
1980年代に入ると小売業界の販促戦略により、本格的に広く知られるようになり、「母の日」と同様BIGイベントとなりました。
「母の日」と比べて、まだまだ新しく可能性を秘めたイベントであると各業界から注目を集めています。

父の日に贈るお花は?

母の日にはカーネーションを贈る習慣がありますが、父の日には何かのお花を贈る習慣はあるのでしょうか?
ドット夫人が「父の日」を祝った時に、白いバラを父親の墓前にささげたことから、父の日には「バラ」を贈るようになりました。

父の日に黄色いバラを贈る理由は?

アメリカでは、赤いバラや白いバラを贈る習慣があり、お父さんがお元気ならば「赤いバラ」、亡くなっている場合は「白いバラ」を贈っています。
これに対して、日本では一般的に「黄色いバラ」を贈る習慣があります。
どうして日本では黄色なのでしょうか?

これは、黄色には「身を守る」という意味が込められており、
戦時中では出兵しているご家庭の玄関先に黄色のリボンや布を結び、父親の身の安全を祈っていました。

そして、「父の日」=「黄色」のイメージを加速させたのが、1981年に設立された「ファーザーズ・デー委員会」という団体です。
翌年の1982年からは、日本における第1回目の「父の日」として、「父の日黄色いリボンキャンペーン」をスタートさせ、父の日の普及活動を始めました。
以降毎年、素敵な父親とされた著名人に「イエローリボン賞」を授与することで、「父の日」=「黄色」が定着していくようになりました。

ちなみに、第1回「イエローリボン賞(ベスト・ファーザー)」には、伊丹十三さん(他4名)が受賞しており、最近の2015年にはタレントの「ヒロミ」さんが受賞しています。

このようにして、日本では「父の日には黄色いバラを贈る」が定番となりました。

ただ一般的には黄色いバラとなっていますが、絶対に黄色じゃないとダメというわけではありません。
お父さんの好きな色とかラッキーカラーのバラを贈るもの良いと思います♪

最後のひとこと

母の日に比べるとちょっぴり地味な感じもする父の日。
そのせいか、母の日には喜んでもらえるように色々考えてプレゼントを贈っているのに対して、父の日には形式的に渡してるという声をよく聞きます。
父親と顔を合わせて話す機会自体少なくなり、今さら「ありがとう」と言うのが恥ずかしいのかも知れません。
でも1年に1度、素直に「ありがとう」と言っても大丈夫な日です。
プレゼントをポンと渡すよりも、面と向かって「いつもありがとう!」と言ってくれる方が父親の心に響くものなのです。

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