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サビキ釣りに挑戦!仕掛け・道具・釣り方まで徹底解説!

      2016/10/23

10月10日は釣りの日。
1977年(昭和52)に、全日本つり団体協議会と日本釣振興会が人々の景観に対する意識を高めることを目的に制定しました。
幼児が魚のことを「とと」と言うことから、語呂合わせで「10(ト)月10(ト)日」になりました。

秋のこの時期は、天候も良く釣果も期待できることから釣りを楽しむにはとても良い季節です。
特に、アジやイワシ、サバなどの青物が活発に回遊してくることから、漁港や波止場ではサビキ釣りの人で賑わいます。

そこで今回は
釣り初心者に最適なサビキ釣りについて、仕掛けから道具選び、ポイント探しまで丁寧に解説していきます。

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サビキ釣りについて

サビキ釣りの釣り方
子供から女性まで楽しめる「サビキ釣り」。
道具や仕掛けもシンプルなことから手軽に始められ、そして簡単に釣ることができることから、釣りの入門として「サビキ釣り」はおすすめです。

サビキ釣りは、海中でエサを詰めたカゴを動かし、エサを撒くことで魚を寄せ、疑似餌(エサに似せたハリ)を食わせるという釣り方です。
いちいちハリにエサをつける必要はなく、その手軽さゆえに人気があります。
それに、秋のサビキ釣りは、アジやイワシ、サバ以外にも、いろいろな魚が釣れやすく、何が釣れているか上げてみるまで分からないといった面白さもあります。
夕食には釣った魚の料理が並び、今日1日の釣果で盛り上がること間違いないでしょう!

そんな魅力たっぷりのサビキ釣りについて見ていきましょう!

サビキ釣りで釣れる魚

サビキ釣りで釣れる魚は、主に、アジ、イワシ、サバ、サヨリ、コノシロ(コハダ)、サッパ、ボラ、ツバス(ブリの子)チャリコ(鯛の子)など多種多様です。
ただ基本的に、サビキ釣りで狙う魚となれば、アジ、イワシ、サバになってきます。
これらの青物を狙っていたら、たまにツバス(ブリの子)などが釣れたりと、そこがサビキ釣りの楽しいところです。
サビキ釣りで釣れる魚

サビキ釣りで釣れる時期や時間帯

サビキ釣りでよく釣れる時期は、6月~11月です。
その中でも8月~10月はベストシーズン。
エサとなる動物性プランクトンが増え、それを追うように、青物が漁港や防波堤の近くまで群れで回遊してくるようになります。

1日の中で釣れる時間帯は、「朝まずめ」や「夕まずめ」と言われる魚が活発にエサを追う時間帯です。
朝まずめと夕まずめ
(※「朝まずめ」は夜が明ける前後の薄暗い時間帯、「夕まずめ」は日没前後の薄暗い時間帯のこと)

また、海に住む魚は潮の満ち引きの影響を受け、「上げ七分、下げ三分」といわれる満潮になる前後1~2時間も魚の活性が上がりよく釣れる時間帯になります。

このように魚が釣れる時間を時合といい、1日に数回ある時合に当たれば、入れ食い状態になることも珍しくはありません。
釣り場には、釣れる時間帯を頭に入れて、早目に到着するように行動すると良いでしょう!

釣りに行く前には満潮時間のご確認を!
おすすめ潮汐表はこちら
潮汐や天気だけでなく、釣れる時間を知らせてくれる爆釣INDEXを搭載しているので超便利です!

サビキ釣りでよく釣れる日

魚は水温や潮の流れによって活性が変わることから、「魚がよく釣れる」といわれる日があります。
例えば、①大潮のあとの「中潮」の日、②雨上がりで海が少し濁っている日、③べた凪よりも少し波がある日など。
こういった日には、魚が活発にエサを求めて移動しており、釣りに行く日に当たれば、楽しい釣りになる可能性が高くなります!

サビキ釣りの仕掛けと道具

釣れる時はどんな仕掛けでも釣れるサビキ釣りですが、仕掛けや道具が使いにくいものであれば、すぐに疲れてしまいます。
釣れる前に疲れてしまえば、集中力もなくなり飽きてしまいます。
実際、魚が回遊してくるまで我慢比べになることも多く、諦めて帰った後に爆釣になっていたりすることが多々あります。
そうならないためにも、仕掛けや道具は疲れにくく使いやすいものを選ぶ方が良い結果につながりやすいのです。

サビキ釣りの仕掛け

サビキ釣りの仕掛け
サビキ釣りには、

・カゴを上に付ける仕掛け
・カゴを下に付ける仕掛け(上図はこのタイプ)
・ウキを付けて投げる仕掛け

の3タイプあります。
初心者には重心が下にある「下カゴ」タイプの仕掛けが使いやすいです。
ただ、海中でエサを撒くと、撒き餌は沈みながら拡散するので、上カゴタイプの仕掛けの方が合理的です。
慣れてきたら、上カゴタイプの仕掛けに変えても良いでしょう!

では、詳しく仕掛けについて見ていきましょう。

竿&リール

サビキ釣りの竿とリールは、そんなにこだわらなくても大丈夫です。
ご自分の体力にあった竿の長さで、穂先が軟らか目のものであれば十分対応できます。
スピニングリールは2000番~2500番(3000番)のもので道糸3号が巻いてあれば十分です。
ただ、釣り具店に売っている安価なサビキセット(竿&リール&仕掛け)は、壊れやすためにオススメしません。
それでも釣れなくはないですが、今後も釣りを続けるなら、竿とリールは各3000円程度のものを別々に購入した方が良いでしょう。
海釣り公園などの施設ではレンタルもしているので、まずは借りてみて竿やリールの感触を確かめてみるのも手です。

仕掛け(サビキ市販)

釣り具店に行くと色んな種類のサビキ仕掛けが売っています。
どれを選んで良いのか迷いますが、
【ハリのサイズ】4号~7号
【サビキの種類】波止用の仕掛けで、スキンというピンク色の疑似餌
【ハリの本数】6本~7本
の仕掛けを選ぶと良いでしょう。
よく分からなければ、店員さんに聞くと丁寧に教えてくれますよ。
予備の仕掛けとして、3~4つほど余分に買っておきましょう。

下カゴ用のサビキカゴも数種類ありますが、シンプルなプラスチック(青い)のもので十分です。
こちらも予備を買っておきましょう。

撒き餌(アミエビ)

魚を寄せるエサ(撒き餌)は、アミエビを使います。
この撒き餌は、冷凍ブロックのものと常温もの(チューブタイプ)の2種類に分けることができます。
冷凍ブロックは海水で解凍する手間がかかりますが、常温ものは、そのまま使うことができるため便利です。
ただ、1日中撒き餌を打ち続けることを考えると、冷凍ブロックの方が割安になります。
短時間で釣る場合は、すぐに使える常温もの、1日中釣る場合や家族で釣る場合は冷凍ブロックと使い分けると良いでしょう!

サビキ釣りの道具

サビキ釣りに必要な道具を見ていきましょう。

クーラーボックス

釣った魚を入れます。釣り用でなくてもキャンプやBBQで使用したものでもOKです。
中に氷を入れると鮮度を保ったまま、持って帰ることが出来ます。
氷は釣り具店やコンビニでも売っています。
魚を入れる際は、ビニール袋に入れるようにすれば、においがクーラーBOXに付くことはなくなります。
また、疲れた時のイス代わりになります。(※体重が重いと壊れる場合があるので注意)

水汲みバケツとロープ

冷凍ブロック(アミエビ)を解凍する際の海水を汲むバケツです。
バケツにロープをくくり海水を汲み上げ、冷凍ブロックを海水で解凍します。
また、魚を活かすときや汚れた釣り場を洗う時にも便利です。

その他あれば便利なもの

上記以外にも準備しておくと便利です。
★しゃく(撒き餌を上から撒くのに便利)
★タオル(手を拭いたり、魚をつかむときに使う)
★ハサミ(余分な糸を切る、仕掛けを交換するときに必要)
★予備の仕掛け
★プライヤー&ハリ外し(魚からハリを外す道具)
★帽子&サングラス(日差しが強い時には必須)
★におい消し石鹸(手に付いた魚やエサのにおいを落とす)

サビキ釣りの釣り方

サビキ釣りは、撒き餌で魚を寄せて疑似餌を食わせる釣りです。
そのため、まずは撒き餌を撒き続け、魚を寄せることが重要になってきます。
それと同時に魚がいる水深(タナ)を探っていくことが必要です。
このタナは、魚の活性や潮の具合などで日によって変わってくるので、当日のタナを見つけることが釣果に直結しています。

そこで、まず自分が釣っている場所の水深を調べましょう!

水深を調べる

①リールのハンドルを1回転すると、何cmの糸を巻き取るかを測っておきます。
②仕掛けを海に投入後、オモリ(下カゴ)を底まで沈めます。
③糸ふけをとり、オモリがちょうど底に付いている状態から、ゆっくりリールを巻いていきます。
④この時、リールのハンドルを1回転、2回転…と回転数を数え、オモリが海面まで上がってくる回転数を確認します。
⑤その回転数に①の1回転あたりの巻き取る長さを掛けると、水深が出てきます。

この水深をイメージしながら、魚がいるタナを探っていき、周りで釣れた人がいれば、その人が釣っているタナに合わせて仕掛けを入れましょう!
一般的には、イワシや豆アジは水深3m前後と浅く、型の良いアジになると5~6mと深くなる傾向があります。
また撒き餌に魚が寄り始めると、魚が上がってくることがあり、その場合はタナを上げていくことで釣果が伸びます。

次に魚を寄せる撒き餌の仕方です。

撒き餌の撒き方

下カゴにはアミエビを8割ほど詰めて、静かに仕掛けを海に投入します。
(※アミエビはギュウギュウに詰めすぎると出にくくなるので注意して下さい)
①ボトム(海底)まで沈めた後にリールを2~3回巻き、数回シャクって撒き餌を出します。
②しばらくアタリを待ち、アタリがない場合は、リールを巻き上げ、タナを上げて再度シャクってアタリを待ちます。
③②を繰り返し仕掛けが海面までくると、引き上げてカゴにエサを入れて、再度海に投入します。

①~③のように「カゴに撒き餌を入れて海中で撒き、釣れるタナを探る」を繰り返します。
釣れないときでも、撒き餌を底に溜めるイメージで辛抱強く繰り返すことで、魚が寄ってきたときに効果が出てきます。

アタリ

ブルブルブルと竿が振動するば、アタリです。
合わせなくても向こう合わせ(魚が勝手にハリにかかってくれる)になるので、ゆっくりリールを巻くだけです。
魚が集まっている場合は、釣れた状態で待っていると暴れた魚によりエサがカゴから出て、さらに魚が集まり、どんどん魚が掛かっていきます。
活性が高いと仕掛けのハリ全部に掛かることも珍くありませんよ!

釣りあげた後

2匹3匹とハリにかかっている場合は、基本的には上の魚から外していきます。
魚をしっかりつかみハリを外すのですが、素手でつかむことが苦手であれば、タオルでつかんでもOKです。
タオル以外にも、魚をはさむ道具や、簡単にハリを外すものも売っていますので、そちらを使うもの良いでしょう!

おさかな外し

サビキ釣りのポイント(場所)

どこに釣りに行くかは情報収集が大事です。
ネットや釣り新聞、大きな釣り具店などでは、新鮮な釣果が随時更新されています。
よく釣れている場所は、魚が集まる場所になっており、そういった場所で釣る方が釣果が期待出来ます。

もちろん、お近くの漁港や防波堤でもサビキ釣りは出来ます。
近くに釣り場がある場合は、実際に釣れているか下見に行くもの良いでしょう!

初心者の方がサビキ釣りをする場所として、海釣り公園などの施設はおすすめです。
岸壁に安全柵を設けている場合が多く、また足場が良いので子供さんや女性にも安全です。
それに、トイレが完備していること、エサや仕掛けを購入することもでき、どの辺りでよく釣れているかも教えてくれるので、安心して釣ることが出来ます。

サビキ釣りの釣果が伸びるポイント

釣り場に到着し、どの場所で釣ろうか迷った時には、次のことを頭に入れて陣取りましょう!

①サビキ釣りをしている人が多いところ
①防波堤の先端付近の潮通しの良いところ
②潮下側にあたるところ

自然が相手になるので、なかなか釣れないこともあるでしょう。
そんな時は、のんびり回遊してくるまで気長に待ちましょう!

最後にひとこと

釣りは、天気の良い日にのんびり糸を垂らしているだけで、気分転換になります。
中国には、
「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい。」
という、ことわざがあり、釣りは何歳になっても楽しめる奥深いものということでしょうか。
もしかしたら、このサビキ釣りがきっかけで、釣り道の門を開けることになるかもしれません。
自然との対話を感じながら、大いに楽しんで下さいね!

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