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敬老の日って何歳から?まだ若いと嫌な気持ちにさせない祝い方!

      2017/09/24

9月の第三月曜日は「敬老の日」。
ご年配の方を労り、日頃の感謝の気持ちを伝える日です。
父母や祖父母にプレゼントを贈ったり、ご実家に集まりお食事会を開いたりすることが多いと思います。
しかし、喜んでもらいたいと思ってしたことが、人によっては「まだ若い!」と気分を悪くさせてしまうこともあるのだとか。
そこで問題になるのが「何歳から祝うと良いの?」ということです。
特にご両親が60代の場合には、悩む人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
敬老の日を祝う年齢について、そして、敬老の日を祝っても嫌な気持ちにさせない方法をみていきましょう!

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敬老の日の祝う年齢は

敬老の日、何歳から

敬老の日とは

敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」と定めています。
以前は9月15日を敬老の日と制定していましたが、2003年のハッピーマンデー法(注1)の施行により9月の第三月曜日となりました。
ただ、この改正を全国老人クラブ連合会が反対したため、国は9月15日を「老人の日」とし、その日から1週間を「老人週間」としたのです。
ちなみに、2017年の敬老の日は、9月18日(月)になります。

注1:ハッピーマンデー法
この制度は、ある国民の祝日を特定の月曜日に移動させ、連休にするものです。
成人の日と体育の日が第2月曜日に、海の日、そして敬老の日は第3月曜日に移動することになりました。

敬老の日は何をするの?

敬老の日には、日頃の感謝の気持ちを込めて贈り物をしたり、ご家族で集まり健康を祝って食事をすることが一般的です。
お孫さんがいらっしゃるご家庭では、おじいちゃんやおばあちゃんに、心温まるお手紙や似顔絵を渡すことが多くなりました。
敬老の日が月曜になり連休となったことから、一緒に旅行へ行くケースも増えつつあります。
また自治体によっては、ある年齢を超えた方に記念品などが配られたり、町内会などで催しを開くこともあるそうです。

敬老の日は何歳以上?

敬老の日は「老人」を敬愛する(尊敬し親しみの心を持つこと)のですが、「老人とは何歳から?」と困ってしまいます。
この疑問に対する明確な答えがないのが現状です。

65歳以上とするケース

老人福祉法では、65歳以上を高齢者としていますし、国際的にも65歳以上を高齢者と定義しています。
社会的な基準で65歳以上を老人としても良いのかもしれませんが、現在では70歳以上でも若々しくハツラツしている方も多く、そんな人を「老人」扱いするのには若干違和感がありますよね。

70歳以上とするケース

一方で、ある意識調査(ニッセイ)では、敬老の日の対象になる年齢は70歳以上という結果が出ています。
ご自身の意識により出た結果なので、「70歳以上」とする方が現実味があるのかもしれません。

以上から「敬老の日」を年齢で線引きする場合は、65歳以上または70歳以上が目安なり、個人的には、70歳以上とする方がしっくりします。

敬老の日、嫌な気持ちにさせない祝い方

先ほどのお話で、敬老の日は70歳以上としましたが、それでも人によっては気分を害することもあるでしょう。
「敬老の日を祝う=年寄り扱い」と悪い意味で受け取ってしまうからです。
そうなれば、せっかくのお祝いも台無しになってしまいます。
そこで、嫌な気持ちにさせない方法をご紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

お孫さんからのお祝いにする

定番になりますが、お孫さんがいる場合は、じいじ&ばあばへ感謝のお手紙や似顔絵を書いたり、手作りのものを渡したりすると良いでしょう!
孫は目に入れても痛くないというぐらい可愛い存在です。その孫からのプレゼントでしたら、素直に喜んでくれると思います。

年長者としてお祝いをする

敬老の日を「老人」としてでなく、「年長者」としてお祝いし感謝の気持ちを伝えます。
その趣旨を伝えるには、プレゼントを贈るにしても、年齢を意識させる物は止めておくなど工夫が必要です。
極端な例だと、老眼鏡や杖を贈っていては、「年寄り扱い」していると思われても仕方ありません。
前向きな気持ちになるような趣味に関連した贈り物や一緒に飲みたいからとお酒を持参するなども良いかもしれません。
そして、簡単なメッセージで良いので、
「人生の先輩としてこれからもよろしくお願いします」
といった内容の手紙を添えると、悪い気はしないと思います。

祝わないことで喜んでもらう

あえて敬老の日を「祝わない」という祝い方もあります。
祝わないといっても何もしないわけではなく、
「今日は敬老の日。まだそんな年齢(老け込んでいるわけ)じゃないから何もしないけど、これからも健康に気をつけて元気でいてね!」
とメールやラインをしておきます。
受け取った側は、自分だけでなく周りも「年寄り」とは見ていないと実感でき、嬉しいものです。
特に、職人気質の人には効果的ではないでしょうか。

最後にひとこと

年配者には長年生きてきた経験があります。
「亀の甲より歳の功」ということわざがあるように、成功したこと以上に失敗もしています。
敬老の日を通じて、今悩んでいることを思い切って相談してみてはどうでしょう。
もしかしたら、モヤモヤした気持ちをスッキリさせる解決方法を知っているかもしれません。
年配者にとって相談されるということは、何より嬉しいことだったりするのですよ。

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