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豪雪について知ろう!豪雪の原因や災害・対策、注意すべきことは?

   

大量の雪が降り大きな被害をもたらす「豪雪(ごうせつ)」。
日本では、北海道や日本海側の北陸、東北地方が、平野部であっても大雪になりやすく、過去に何度も豪雪による被害を受けています。
というのも、日本は世界でも有数の豪雪地帯だからです。
温暖な気候に恵まれている日本が豪雪地帯というのはピンとこないですよね。
そこで今回は、
豪雪がおこる原因、そして豪雪による災害やその対策・注意すべきことについて見ていきましょう!

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豪雪とは

豪雪とは
豪雪とは、「著しい災害が発生した顕著な大雪現象」です。(※気象庁の用語説明引用)
豪雨に準じた使い方をし、数値的な定義はありません。
気象庁が災害として認定しているのは「昭和38年1月豪雪(38豪雪)」や「平成18年豪雪(18豪雪)」ですが、その他にも大きな災害となった大雪はたくさんあります。

※大雪とは、気象庁の用語説明では「大雪注意報基準以上の雪。または、季節予報および天候情報においては、数日以上にわたる降雪により、社会的に大きな影響をもたらすおそれのある雪」と説明されており、「大雪警報」はあっても「豪雪警報」などの表現は使っていません。

つまり、大雪によって、重大な災害が発生すると「豪雪」という表現を使うことになります。

豪雪がおこる原因は?

日本海側で大雪になる原因は、大陸からの「季節風」です。
では、そのメカニズムを見ていきましょう!
豪雪が起こるメカニズム

出典:http://weather.yahoo.co.jp/

上図の通り、日本海には暖流の「対馬海流」が流れています。
(※暖流とは、周りの海水より温度が高い海流のこと)
このあたたかい海水面に、大陸からの季節風(冷たい空気)が強く吹くと水蒸気が立ち上ります。
大陸からの季節風は乾燥していることから、たくさんの水蒸気を吸い、水分をたっぷりと含んだ雲になって、断続的に日本列島に運ばれます。
そして、標高の高い日本アルプスや越後山脈などにぶつかると上昇気流によって、大量の雪雲が発生します。
この大量の雪がある地域に集中的に降ると、大きな被害をもたらし豪雪となるのです。

天気予報で大雪警報や注意報が発令されると、上の衛星写真のように、日本海上空に大きな雲の塊が発生していたり、筋状の雲がどんどん流れ込んでくる様子が分かります。

豪雪による災害

豪雪による災害は、雪が降っている時だけでなく、雪が降り終わってからも起きます。
自然の力を軽く考えず、十分な安全が確保できるまでは、天気情報をこまめにチェックし、「なだれ」、「交通障害」、「家屋の倒壊」などを警戒し、「除雪作業中の事故」などに注意する必要があります。

雪崩(なだれ)

大量の雪が降ると「雪崩」の危険性が高まります。
この「なだれ」には「表層なだれ」と「全層なだれ」の2種類があり、大雪時に起こりやすいのは「表層なだれ」です。
この表層なだれは、固くなった古い雪の上に大雪が積もり、その新しく積もった雪が一気にすべり落ちることで発生します。
大雪が降った後には、なだれ警戒箇所や傾斜地に近寄らないようにして下さい。

交通障害

豪雪による高速道路や一般道の通行止め、道路に積もった雪でスリップ事故が起こりやすくなります。
突然の大雪で立ち往生やスリップ事故により通行止めになってしまうと長時間車内で過ごすことを余儀なくされます。
また除雪機で道路の端に雪を積み上げられると、道幅が狭くなってしまい、車両同士のすれ違いが出来ないなど、交通障害がおこります。
陸上だけでなく、漁港では大雪のせいで小型漁船が転覆することもあります。

家屋の倒壊

短時間に大量の雪が降ると、屋根に積もった雪を落とせずに、雪の重みで家屋が倒壊することがあります。
屋根に2mの雪が積もると、1㎡あたり600kgもの重さになるともいわれ、非常に危険です。
ただ最近の住宅は雪対策が出来ており、雪による倒壊は少なくなっていますが、古い建物や住宅以外の建物の倒壊が増えています。
高齢者が多い地域では、雪おろし作業ができない家屋も多く、危険な状態になってしまいます。

除雪作業中の事故

屋根に積もった雪をかき落とす作業中に、足をすべらして屋根から落下する事故があとを絶ちません。
また屋根に積もった雪のかたまりが、一気に落ちて人に直撃する事故やうまってしまう事故も起きます。
除雪作業中の事故により毎年多くの犠牲者が出ています。

豪雪への対策・備え

世界有数の豪雪地帯である日本では、豪雪による被害を最小限に食い止めるために、いろいろな対策が取られており、ハード面だけでなく、指定地域では住民への注意喚起を行っています。
では豪雪への対策や備えを見てましょう!

除雪作業・排雪作業

除雪作業
大雪により道路の通行が出来なくなると山間部の集落が孤立することもあります。
また緊急車両が通行できないと救助活動も行いため、除雪車により速やかに除雪作業を行います。
しかし、限られた除雪車と時間で車両通行を確保することは、とても大変な作業です。
路上駐車などの障害物が多いと余計に時間がかかってしまうこともあり、住民との協力が必要となります。
また線路内に積もった雪は除雪列車(ラッセル式)で両側に押しのけ、列車の運行が出来るように復旧作業を行います。

ふぶき対策

ふぶき対策(防雪柵)

出典:http://www.riken-kogyo.co.jp/

ふぶきになると前が見えなくなったり、強風で車の運転が非常に危険になります。
そのため、防雪柵(ぼうせつさく)を道路わきに設置して、横からの強風を弱めたり、雪が一定の場所にふきだまることを防ぎます。

なだれ対策

なだれ防止柵
大雪による「雪崩」を防ぐために、雪崩予防柵を設置します。
この雪崩予防柵は、道路脇の雪崩が発生しやすい斜面に設けられます。
これにより、雪崩が発生しにくくなり、また起こったとしても勢いを弱めることが出来ます。

豪雪の時に注意すべきこと

豪雪から身を守るためには、冬の期間は天気予報を常にチェックすることが大事です。
もし気象庁から大雪警報や大雪注意報、暴風雪警報が発表された時には、不要な外出を控え、自身で災害から身を守る行動をしなくてはいけません。
そのためには、日頃から防災意識を高めることと、特に豪雪地帯に指定されている地域では、豪雪による災害を想定し、十分な備えが必要になってきます。

事前に準備するべきこと

豪雪になると交通機関がマヒ、生活用品を買いに行けない、停電や電話の不通などを想定して、一週間ほど自活できる生活用品を常備しておくと良いでしょう!
・食料や水、暖房器具の燃料など生活するために最低限必要なもの。
・持病のある方は、薬を多めに用意しておく。
・電池、懐中電灯、携帯電話の電池式充電器、カセットコンロなど、あれば便利な生活用品を常備する。

除雪作業をする時の注意点

家屋が倒壊しないように屋根の雪おろしをするわけですが、この作業中に毎年多くの犠牲者が出ています。
以下のことに注意して行いましょう!

除雪作業の注意点
・作業中はヘルメットをかぶること。
・作業を1人でしないで2人以上ですること。
・近所にも声をかけて行うこと。
・屋根からの落雪が直撃しないないように屋根から十分離れること。
・もしもの時のために、携帯電話を持っておくこと。
・屋根の雪おろし時は、命綱やハシゴの固定は必ずすること。
・万一、屋根から落下したことを考えて、雪おろしが終わるまで家の周りの雪を残しておく。

車を運転する時の注意点

可能な限り車の運転を控えるべきですが、やむをえず運転する場合は、以下のことを注意して下さい。
①長時間立ち往生することもあり得るので、ガソリンを満タンにすること。
②絶対に無理な運転はせず、急ブレーキを避けること。
③雪崩の恐れがあるために、傾斜地に停車しないこと。
④交通情報をチェックし通行止めになりそうな道を避けること。
⑤少しでも身の危険を感じた場合は直ちに消防に連絡すること。
⑥スマートフォンのGPS機能をONにしておく。

また長時間車内で過ごさないといけない事態も想定し、以下のものを準備しておくと安心です。

車に積んでおいた方が良いもの
・簡易トイレ(近くにトイレがない場合の備え)
・食料(携帯食料や飲み物)
・毛布(暖房が止まった時の万一の備え)
・スコップ(排気ガスが車内に入り一酸化炭素中毒にならないように、マフラー付近の除雪をする)

最後にひとこと

豪雪にかかわらず、自然災害について知り、そして準備することはとても大切です。
しかし、十分な備えがあったとしても、もしもの場合に冷静な行動が出来なければ意味がありません。
災害時のシュミレーションをしておくこと、そして家族間でも「もしこうなった時には、こう行動する!」と共通の認識を持つようにしましょう。
天災は忘れたころにやってくると言います。
「あの時にこうしていれば」と後悔のないようにしたいものです。

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