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シュトーレンのポテンシャルを引き出す食べ方や保存方法!

      2016/11/30

ドイツの伝統菓子「シュトーレン」。
薄くスライスして、クリスマスまで毎日少しずつ食べていきます。
ドイツではクリスマスのポピュラーなお菓子ですが、日本では広まりつつあるものの、その魅力を知らない方も多いかと思います。
そこで今回は
シュトーレンの美味しさを引き出す食べ方やその保存方法について見ていきましょう!

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シュトーレンとは

シュトーレン
シュトーレンは、ドイツ発祥の菓子パンで、その大きな特徴として、洋酒に漬け込んだレーズンやいちじくなどのドライフルーツが生地にたっぷり練り込まれていること、そして表面には粉砂糖が真っ白になるまで振りかけられていることです。
生地の食感は、材料や作り方によって違いが生まれ、しっとりしたものからクッキーのようなサクッとしたものまで、お店独自の味を出しています。
シナモンやナツメグなど複数のスパイスが使われており、香り高く奥行きのある風味にハマってしまう方も多いようです。

そして忘れてならないことは、シュトーレンを熟成させると、さらに美味しくなるということ。
焼き上がったシュトーレンを数日~1週間ほど寝かすことで、味がまろやかになるのです。
ドイツでは、アドベントという期間(注1)に、シュトーレンを少しずつ食べて過ごすことが習慣となっており、クリスマスまでをカウントダウンしながら、熟成具合をテイストするのも楽しみの1つになっています。
(※日本で売られているものには、あまり熟成しないものもあります)

(注1)イエス・キリストが生まれてくることを待ち望む期間で、およそ11月末~クリスマス前までの約4週間です。

シュトーレンの由来

シュトーレンの由来
シュトーレン(stollen)を正式に発音すると「シュトレン」になります。
ドイツ語のシュトレンは「坑道」といった意味になり、お菓子の形が坑道のトンネルに似ていることから「シュトレン」と名付けられたと言われています。
またシュトーレンの形には意味があり、アドベントの期間に食べることからも、イエス・キリストの誕生が関係しているそうです。
では少し想像してみましょう!
イエスが生まれ、聖母マリアが抱いている『白いおくるみに包まれたイエス・キリスト』。
この場面をシュトーレンで表現しているのですが、イエスが小さな握りこぶしを前で合わせている様子を「3つの山の形」で、白いおくるみを「粉砂糖」で見立てているといわれています。
ゆえに、キリスト教徒には特別なお菓子になっているようですね。

シュトーレンの食べ方

日本でも人気になりつつあるシュトーレン。
しかし、どうやって食べれば良いのか分らない方や、食べてみたけどイマイチ美味しくなかった場合も多いみたいですね。
ドイツの伝統菓子だけに風味や食感に独特なものがあり、それがシュトーレンの魅力なのですが、間違った食べ方をすると本来の美味しさを味わえない場合もあり、意外に繊細なお菓子なのです。

では、シュトーレンのポテンシャルを引き出し、さらに美味しくなる食べ方について見ていきましょう!

まずは、切り分け方です。

シュトーレンのカットの仕方

シュトーレンをまず半分にカットし、食べる分だけ、切った面から交互に少しずつスライスします。
スライスする厚さは、約5mm程度が良いでしょう。
この薄くスライスするのには、熟成させた味わいや食感を楽しむためですが、もう1つの理由に「キリスト教には食べ物を出来るだけ多くの人に分け与える」という教えがあるからとも言われています。
スライスした後は、お互いのカット面を合わせて、ラップで包み湿気の少ない暗所で保管します。
実はこれ重要ポイントで、カットされた面を合わせることで乾燥を防ぎ、保存性と熟成しやすい環境を整えるのです。

では、切り分けられたシュトーレンをどのようにして食べると、美味しく食べられるかを見ていきましょう!

シュトーレンの美味しさを引き出す食べ方

シュトーレンをより美味しく食べるためには、『熟成』させることが必要になります。
どの程度、熟成させればベストな状態なのかは、シュトーレンによって変わってきます。
ご自宅で作った場合は、少しずつ食べながら確認することになりますし、市販のものを買った場合は、店員さんに聞いてみると良いでしょう。

「熟成」以外にも美味しさを引き出す、以下の方法があります。

①温度を変える
②トッピングを加える
③飲み物との相性

早速①~③の方法を具体的に見てきましょう!

温度を変えて味わう

基本的には常温で食べますが、温めたり、冷やしたりと温度を変えるだけでも、また違った味わいや風味を楽しむことができます。

常温のシュトーレン

通常食べている温度なので、熟成具合で美味しさが変化します。
まずは常温でいただき、そのシュトーレンの味や食感、香りなどを味わって下さいね。

温めたシュトーレン

レンジで少しだけ温めると、ふわっと香りが立ちます!
それに、生地やドライフルーツの食感までも変わり、常温では感じない風味を感じることが出来ます。

冷やしたシュトーレン

食べる分だけラップに包んで冷蔵庫で冷やします。
冷たくなったシュトーレンはしっとり感が増しています。
ここに温かいホイップクリームをトッピングすると、温度差があって面白い美味しさになります。

トッピングを加える

味の変化をつけるためにもトッピングは効果的です。
シュトーレンの生地やドライフルーツの風味を引き出すトッピングはどんなものがあるのでしょうか?

クリームチーズ

クリームチーズを薄く伸ばすように塗ります。
チーズのコクがシュトーレンの風味を引き立てます。特にチーズ好きな方には、文句なしの食べ方です。
おすすめは、軽くレンジで温めたシュトーレンにクリームチーズを塗ると最高です!

ホイップクリーム

ふわふわ食感のホイップクリーム。
洋菓子との相性はトップクラスといえ、もちろんシュトーレンにも合います。
重い生地でも、ふわ~っと緩和してくれ、ドライフルーツが苦手な人でもまろやかにしてくれるので、すごく食べやすくなります。
どんなタイプのシュトーレンでもうまさを引き出すトッピングです!

水切りヨーグルト

ヨーグルトとフルーツとの相性は抜群なため、鉄板ともいえるトッピングです。
さっぱりしたヨーグルトの酸味とシュトーレン甘さがベストマッチ!

シュトーレンに合う飲み物

シュトーレンに合わせる飲み物が違うだけで、口の中で広がる香りや味も変わってきます。
好みもあるので、いろいろ試してみるのも1つの楽しみ方です。

コーヒー・紅茶

定番ですがやはりよく合います。
シュトーレンには甘さがしっかり付いていますので、ブラックコーヒーまたはストレートティで美味しくいただけます。
ただドライフルーツの食感や香りを味わうには、紅茶の方が良いように思います。
紅茶の種類はフルー系の洋菓子に合うダージリンがいちおし。
少しブランデーを入れてもGoodです!

ホットミルク

紅茶もコーヒーも飲めない子供さんにはホットミルクがおすすめです。
ホットミルクをアレンジして、チョコやキャラメル、ハチミツなどを入れてあげると子供さんも喜びます。
香り付けでバニラエッセンスを入れても美味しいですよ!

玄米茶・ほうじ茶

日本茶とシュトーレン?と思うかもしれませんが、意外に合います。
香ばしい玄米茶やほうじ茶がシュトーレンのうま味を引き出してくれます。
中には抹茶でいただく方もいらっしゃいます。

ワイン・ホットワイン(グリューワイン)

寒い冬の夜には定番のグリューワイン。
赤ワインに香辛料とオレンジやレモンなどの果実を入れて温めたワインなので飲みやすくなっています。
ホットワインのフルーティな香りとシュトーレンのスパイスの香りが鼻をほどよく刺激します。
あっという間に、心も身体もポッカポッカに!

ブランディ・ウィスキー

洋酒漬けされたドライフルーツが入っているので相性は抜群です。
ウィスキーのお湯割りと少し温めたシュトーレン。
寒い冬の夜でも身体がポカポカしてきます。
飲み過ぎに注意ですよ(笑)

シュトーレンの保存方法

シュトーレンはアドベント期間に少しずつ食べるため、日持ちするように作られています。
日持ちする理由は、
①洋酒に漬けたドライフルーツが抗菌作用として働く。
②生地表面にバターをたっぷり吸わし粉砂糖でコーティングしている。
といった製造方法によるもので、保存料が入っているわけではありません。

ご自宅で作ったものだと、抗菌作用を持つドライフルーツを少なくしたり、コーティングの砂糖の量を少なくすると、日持ち日数が短くなるので注意が必要です。
その場合は冷蔵庫に入れて保存する方がいいでしょう。
パン屋さんで買った場合は、消費期限(賞味期限)が記載されているので、その日付を目安に食べきるようにしましょう!

このように日持ちするシュトーレンですが、きちんとした保存をしないと味の劣化が早まってしまいます。

シュトーレンの保存方法のポイント
①ラップやビニール袋でしっかり密閉する。
②湿度が低く暗いところに保管する。

保存方法が最適なものであれば、ゆっくりじっくり熟成していき、クリスマス直前には味わい深いものになっていますよ!

最後にひとこと

夕食後のくつろいだ時間に熟成したシュトーレンをスライスし、ホットワインとお気に入りの雑誌をお供に!
クリスマスまでの数週間は、こんなひと時を過ごしてみてはいかがでしょう!
日に日に深まる味に触れ、静かな夜を過ごすことで「心」を熟成させてみるのも良いかもしれませんね。

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