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愛鳥週間はバードウォッチングをしよう!双眼鏡の選び方から視力回復まで!

   

5月10日から16日までの1週間は愛鳥週間(バードウィーク)です。
もともとアメリカで5月10日をバードデー(愛鳥の日)としていたことを日本でも取り入れ、1950年から愛鳥週間として愛護活動をするようになりました。

世界で確認されている野鳥は約9000種類。この数字にはビックリしますよね!
そのうち日本で確認されているのは約550種ほど(代表的な野鳥で約350種)ですから、世界にはいろんな種類の野鳥がいることが分かります。

愛鳥週間ということで、この機会にバードウォッチングを始めてみようと思う人や興味を持っている人も多いかと思います。
そこで、今回はバードウォッチングのアレコレを紹介していきます!

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バードウォッチングとは

birdwatch
この愛鳥週間の5月は、野鳥にとって過ごしやすく繁殖期にあたり、たまごを温めたりヒナを育てたりする時期になります。
また渡り鳥もどんどん飛来してくることもあり、バードウォッチングをするには最高の時期になります。

もしバードウォッチングに興味がおありでしたら、気楽な気持ちでスタートしてみてはいかがでしょう!
そこでバードウォッチングのするなら、ちょっと知っておいた方が良い雑学を紹介していきますね。

日本野鳥の会とは?

野鳥といえば、日本野鳥の会というほど有名な団体があります。
NHK紅白歌合戦で観客席の紅白数を数える時に出てくる人たちといえば、ピンとくるでしょうか?
正式名称は「公益財団法人 日本野鳥の会」といい、野鳥や自然を守る事業や大切に思う心を伝える事業を柱に活動を行っています。
東京に本社を置き、支部は全国に90社。会員数は40,230人、サポーター数は10,064人(2011年 3月末)と大規模な団体です。

会長は柳生博

日本野鳥の会の会長は、俳優の「柳生博」さんです。(※2016.4.19現在)
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出典:http://www.vip-times.co.jp/

2004年4月17日から「日本野鳥の会」の第5代会長に就任しました。
さらには、同年12月12日に発足した「コウノトリファンクラブ」の初代会長も務めるほど、愛鳥家で有名です。

現在は八ヶ岳(山梨県大泉村)に住んでおり、次男の宗助さんとともに、ギャラリー・レストラン「八ヶ岳倶楽部」を経営しています。
ここでは、季節の美味しい食事ができたり、陶芸家を初めとしたアーティストの作品の展示販売が行われており、たくさんの観光客が訪れるスポットになっています。
余談ですが、奥さんの二階堂有希子さんは、アニメ「ルパン三世」の初代・峰不二子の声をされていました!

日本野鳥の会の公式Twitterはこちら

バードウォッチング初心者の双眼鏡の選び方

バードウォッチングを始めるなら、必需品となるのは「双眼鏡」です。
でも初めて双眼鏡を選ぶとなると意外に難しいものです。
そこで、初心者におすすめする双眼鏡の選び方を見ていきましょう!

対物レンズ径を選ぶ

対物レンズは、見る方とは反対側のレンズのことです。このレンズの口径によって、集光力(明るさ)が変わってくるのです。
つまり、対物レンズ径が大きければそれだけ光を集める力が強く、明るくハッキリ見えるということになります。
一般的に、バードウォッチングに向いている対物レンズ径は、20mm~40mmとされています。
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40mmの口径では、悪条件でも明るく鮮明に見えるのですが、双眼鏡の重量が重くなり、手ぶれしやすくなるため、お子さんや年配の方には不向きですし、20mmの口径のものになると双眼鏡自体がコンパクトになり持ち運びが楽になる半面、条件が悪くなると暗くなりがちです。
そうしたことからも、対物レンズ径は30mmがおすすめです!
画質と軽さを兼ねた使いやすいタイプです。

倍率を選ぶ

倍率とは、肉眼と比べて「どのぐらいの大きさに見えるか」を表し、肉眼に対する大きさの比率のことをいいます。
例えば、「すずめ」を見るとしましょう。
倍率が10倍の双眼鏡でしたら、10メートル先にある「すずめ」が、肉眼で1メートルから見たものと同じ大きさになるということです。

それなら倍率が大きい方が良いように思われるかもしれませんが、倍率が大きくなればなるほど視界は暗くなってしまいます。
さらに見える範囲が狭くなり、手ぶれも大きくなるために野鳥を探したり観察することが難しくなります。
見る対象物によって適した倍率のものを用意しないといけません。
そこで初心者が野鳥を観察するのに、おすすめする倍率は7~10倍です。
この倍率の中で迷った場合は、8倍のものを選ぶと良いですよ!

価格や詳細な性能をチェック

双眼鏡の基本的な性能は、「対物レンズ径」と「倍率」で決まりますが、
双眼鏡の価格は、レンズ自体の性能が大きく関わってきます。
一般的には価格が高くなるほど「明るい」「色にじみ・歪みが少ない」「耐久性が高い」「大きく重い」などの高級レンズ仕様になっており、予算にあわせて選んでいくことになります。
バードウォッチングを始めるにあたり、15,000円前後の機種がお手頃となるでしょう。

その他の仕様もチェックしておくと良いでしょう。
①防水性能(雨の日も使うことができますし、汚れても水で流すことができます)
②最短合焦距離(ピントの合う最も近い距離のことですが、野鳥観察では重要ではありません)
③アイレリーフ(双眼鏡をのぞいた時の目と接眼レンズとの距離/このアイレリーフが近いとメガネをかけている人には使いづらくなるので約15mm以上あるものを選ぶと良いでしょう)

以上、
バードウォッチングを始めるにあたり、初心者におすすめする双眼鏡の選び方でした!

バードウォッチングは視力回復の効果があるの?

バードウォッチングは自然の中で野鳥を観察するわけですが、これが視力回復の効果があるとのことです。
視力低下が起こる1番の原因は、読書やパソコン、スマートフォンなど近くの距離で物を見続けることによる眼の筋肉疲労です。
この慢性的な眼の筋肉疲労が視力低下に繋がるわけですが、これを解消するには遠くを見つめることがすごく効果的なのです。
遠くの物を見ることで眼の緊張状態が和らぎ、眼の筋肉疲労も緩和されます。
そして、「緑色が眼に優しい」というのも関係しています。
色というのは、光の波長の長さによって色が異なってくるのですが、目に優しい波長が緑色の波長なのです。
学校の黒板が黒ではなく、緑色にしているのもこの特性を活かしているためです。
このように、自然の緑の中で野鳥を探して遠くを見つめることは、視力回復にはもってこいなのです!

さらに視力回復以外にもリラクゼーション効果もあります。
自然の中で小鳥のさえずりや心地よい風を感じたりと精神もリラックスでき、ストレス解消にもなります。

最後にひとこと

自然の中で美味しい空気を吸い、木漏れ日を感じながら野山を歩き野鳥を探すことは、健康にとても良いことだと思います。
近年、バードウォッチング人口が増えてきているのも、こういったことからでしょうね。
しかし、野鳥にとっては、大気汚染や環境破壊、温暖化現象などでどんどん住みにくい環境になっているそうです。
これからもバードウォッチングを楽しめるように、鳥たちに向けていた双眼鏡を自然環境の保全にも向けていきたいですね!

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