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葵祭のヒロイン役「斎王代」とは?歴代の斎王代はどんな人?

      2017/05/13

毎年5月15日に行われる京都三大祭の1つである「葵祭」(あおいまつり)。
平安時代から続く格式高いお祭りです。
祭りの名前にもなっている「葵」の葉を髪に飾り、平安貴族の衣装を身にまとった参列者はとても優雅であり、見どころでもある京都御所から下鴨神社を経由し上賀茂神社に向かう大行列を目にすると、まるで平安絵巻を見てるような気持ちになります。

そんな葵祭のヒロイン役は「斎王代(さいおうだい)」と呼ばれる神様への儀式を行う身分の高い女性です。
京都の伝統あるお祭りでのヒロイン役ですから、どんな人が選ばれているのか気になりますよね!

そこで今回は、葵祭の「斎王代」にスポットを当てていきましょう!

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葵祭の斎王代(さいおうだい)とは

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葵祭の起源は、6世紀の後半までさかのぼります。
当時の国内は風水害により五穀が実らず、飢餓や伝染病が広がっていました。
「これは神様の怒りによるものだ」と恐れた天皇は、その怒りを鎮めるために盛大な祭礼を行ったところ、風雨はおさまり、農作物は豊かに実り、疫病もおさまりました。
この祭礼が葵祭の起源だと言われています。

そんな歴史ある葵祭で、見物客の皆さんがもっとも注目するのがヒロイン役として登場する「斎王代」。とにかく華やかなのです!

この「斎王代」というのは「斎王(さいおう)」の代わりという意味になります。
「斎王」とは、巫女として神に仕えるように命じられた天皇の娘さんや姉妹のことをいうのですが、「斎王」が不在の現在では、その代理として京都在住の一般市民から選ばれた女性が務めることになっています。

では、
今年2017年の斎王代は誰に決まったのでしょうか?

葵祭2017の斎王代は?

第62代 斎王代(2017年)は
富田紗代(とみた さよ)さん(19歳)です!

出典:http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170411000183

富田紗代さんのプロフィール
京都市左京区在住の19歳。
富田さんは、現在、同志社大政策学部2年生。
趣味はタップダンス、映画鑑賞、カメラ撮影。同志社中学・高校時代はソフトボール部に所属し、ピッチャーで活躍。
京都市の不動産会社「冨士興業」の役員である富田謙一郎さん(55)と園子さん(51)の三女。
祖父は学校法人京都文教学園の理事長を務める。

体を動かすことが好きで頭脳明晰な富田さんは、いろいろな才能を持つ才女タイプといった感じでしょうか。
白い着物でのたたずまいから醸し出される雰囲気は「さすが!」のひとこと。この若さで斎王代に選ばれるのも頷けます。

記者会見では、「斎王代は京都女性のあこがれ。感謝の気持ちを忘れずご奉仕したい」と抱負を語り、姉の2人も女人列へ参加が決まっていることから、「3姉妹で参加できるのは楽しみ」とも話していました。
(※女人列は斎王代を中心にした列で、斎王代列ともいいます。)

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歴代の斎王代は?

ここで過去4年の斎王代を見てみましょう。歴代の方々もとても素敵です。
(※画像やプロフィールは京都新聞の平成の斎王代たちより抜粋/記載されている内容等は当時のものになります)

第61代 斎王代(2016年)

西村 和香(にしむらわか)さん(26)
京都市山科区出身 会社員
斎王代(西村和香)

出典:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html

和香さんは、江戸時代前期から続く京漆器の老舗「象彦」社長の父毅(つよし)さん(55)と和美さんの長女。京都ノートルダム女子大卒。現在は同社で広報担当として勤務する。学芸員資格を持ち、趣味は美術館巡り。
母の和美さんも1980年に第25代斎王代を務めており、親子2代で斎王代になる。
さらに母の和美さんは3姉妹で、2人の妹も84年(29代)と90年(35代)に斎王代を務めた「斎王代一家」。

第60代 斎王代(2015年)

白井 優佐(しらいゆうさ)さん(26)
京都市左京区出身 会社員
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出典:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html

白井さんは、電子部品製造会社「シライ電子工業」(右京区)の会長白井総(おさむ)さん(56)と由香さん(52)夫妻の長女。ノートルダム女学院高から日本大に進み、人材派遣会社の営業担当を経て航空会社スカイマークに入社。東京都品川区在住で、同社の国内線の客室乗務員として勤務している。趣味はクラリネット演奏。料理は正月のおせちを全て手作りするほどの腕前という。

第59代 斎王代(2014年)

太田 梨紗子(おおたりさこ)さん(20)
京都市上京区出身 神戸大2年生
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出典:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html

太田さんは、京菓子製造会社「老松」の4代目当主、太田達さん(57)の長女。大学で美術史を学び、演劇研究会に所属している。特技は今様と手芸で、趣味は歴史学と美術鑑賞。兄の侑馬さん(25)は15年前に祇園祭で長刀鉾の稚児を務めた。

第58代 斎王代(2013年)

長瀬 摩衣子(ながせまいこ)さん(20)
京都市左京区出身 聖心女子大3年
nagase

出典:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html

摩衣子さんは、プラスチック製造販売「キョーラク」の長瀬孝充社長(56)と伊津美さん(49)夫妻の長女。趣味は料理で、ゴルフとテニス、フルートをたしなむ。摩衣子さんは、祖母弘子さん(82)が見立てた着物で記者会見に臨み、「感謝の気持ちで心を込めて務めさせていただきたい。凛(りん)として、笑顔を心掛けてすてきな斎王代さんになれたら」と抱負を語った。

歴代の斎王代のみなさん、おしとやかで気品のある方ばかりですね。
そんな斎王代にどうしたらなれるのでしょうか?選考会などがあるのでしょうか?

斎王代はどうやって選ばれるの?

斎王代の一般公募などはされていませんので、選好条件はハッキリ分かっていません。
ただ、歴代の斎王代の方々のプロフィールを拝見すると厳しい基準がありそうです。
推測される選好条件は次の通りです。

斎王代の選好条件

①京都出身の未婚の女性であり、年齢は20歳代であること。
②京都の歴史に精通していたり、茶道華道をたしなむなど日本の伝統や和の心を大切にしていること。
③京都ゆかりの寺社や文化人、老舗店など上級階級のご令嬢であること。
④ご実家は資産家であること。

特に④の資産家であることはとても重要であり、
斎王代になるには自前で莫大なお金を用意しないといけないからです。

斎王代になるための必要な金額は?

え!?なんで自前で費用払うの?と思われるかもしれませんが、これが他県のお祭りとは違う京都だからこそのステータス!
京都の格式高いお祭りは「自腹で用意してこそなんぼ!」の世界なのです。

そしてこの自腹額がとんでもない金額らしいのです。
あくまでも推測の話ですが、着物の十二単だけで500~600万円。お祭り期間中にクリーニングが必要になれば、その費用もかかりますし、各神社の関係者やスタッフなどのお礼など合われれば1,500万円は必要と言われています。

最後にひとこと

葵祭の斎王代になることが、京都で生まれ育った女性にとって1つの名誉であり、ステータスでもあります。
資産家のご令嬢だからなれるというわけではありませんが、それなりの社会的地位やコネクションが必要とされており、それが葵祭の格式高さを保つ必要条件なのかもしれません。
そんな葵祭を実際に見に行きましょう!平安時代にタイムスリップした気分を味わえますよっ!!

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