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カニの解禁日はいつ?ズワイガニ解禁は冬の始まりを告げる風物詩!

   

寒い季節、楽しみな冬の味覚と言えば、「ズワイガニ」ですよね。
繊細かつ濃厚な旨味は最高で、体の芯から温まる「かにちり」、カニ本来の味を楽しめる「かにしゃぶ」、皆が無言になってしまう「茹でガニ」と、どんな食べ方をしても「うまいっ!」と笑顔になってしまいます。
ただ「ズワイガニ」は、過去の乱獲などで減少してしまい、今では資源保護のために一年の間に漁をしても良い期間が決まっているのです。
では、解禁日がいつなのかご存知でしょうか?
ズバッと答えられる人は少ないかと思います。
そこで今回は、
ズワイガニの解禁日や漁期を知り、さらに補足として資源保護の取り組みについて見ていくことにしましょう!

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ズワイガニの解禁日

カニの解禁日
ズワイガニの解禁日」は、省令で決められており、
・新潟県より北の海域では、10月1日
・富山県より西の海域では、11月6日
と、海域によって異なります。

新潟県以北の海は「解禁日が早く、漁期が長い」のですが、「カニ漁解禁!」とニュースで取り上げられるのは、松葉ガニや越前ガニなどのブランド化されたカニが捕れる富山県以西の海、11月6日の解禁日の方です
そこで「11月6日の解禁日」を中心にお話していくことにします。

11月6日が解禁日となるカニ漁港

11月6日が解禁日となる主なカニ漁港は下記の通りです。
ちなみに、ズワイガニは水揚げされる場所(漁港)によって呼び名が変わり、山陰地方では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれています。
その他の呼び名は、かにしゃぶ奉行所(ズワイガニの呼び名とタグ)を参照して下さいね。

石川県 橋立漁港
福井県 越前漁港
京都府 間人漁港
兵庫県 津居山漁港、浜坂漁港、柴山漁港、香住漁港
鳥取県 綱代漁港、境港

解禁日ってどんなことするの?

ズワイガニ漁の解禁は11月6日の午前0時
この時刻と同時に漁がスタートできるように前日の夜から出港し漁場に向かいます。
漁場に到着すると漁の準備をして待機。
そして、午前0時の時報を合図に一斉に漁を開始するのです。
この日の漁は、昼前には漁港へ戻れるように終え、帰港するとすぐに、カニを大きさや重さ、形などでランク分けし、午後からは初セリが行われます。
鐘の合図で威勢のいい声が響き渡り、次々と競り落とされる様は圧巻です。(※初日のセリはご祝儀相場で高値になります)
カニ漁で有名な漁港では、解禁日にイベント行うこともあり、毎年大勢のカニ好きが参加し大いに盛り上がっています。

解禁日が11月6日なのはどうして?

解禁日を11月6日としたのは、何か理由はあるのでしょうか?
キリのいい11月1日でも良いのでは?と思う人も多いはず。
これには、いろいろな説があるのですが、有力なものは「立冬/りっとう」説です。
立冬(りっとう)とは、二十四節気の中の一つで、「冬の始まり」を意味し、毎年11月6日頃になります。
つまり、「冬の始まり」=「カニ」を連想しやすくするために11月6日に設定したのでは、と言われています。
確かに、カニ解禁のニュースを聞くと冬の訪れを感じますよね。

では次に、ズワイガニの資源保護を目的とした取り組みを見ていきましょう!

ズワイガニ漁を規制する省令とは

ズワイガニ漁は、資源保護を目的に、省令(※)で規制されています。
(※特定大臣許可漁業等の取締りに関する省令)
その内容は多岐にわたり、漁期や漁獲サイズ、漁獲量、罰則規定まで、事細かく決められています。
ネットでも読むことができ、「へえ~そうなんだ」と知らないことばかりです。
カニを捕れば「漁獲報告書」を農林水産大臣に提出しなければならない、とも書かれていました。
この省令ではズワイガニだけでなく、「まぐろ」や「かじき」などの漁に関する規制もあり、興味がある方は読んでみて下さいね!

ズワイガニの漁期や漁獲サイズ

省令によるズワイガニの漁期と漁獲サイズ(捕獲できる大きさ)を見てみましょう。
富山県以西の海域では、オス・メスで漁期が違っており、卵を持ったメスガニは、オスガニに比べて2ヶ月以上も早く漁が出来なくなります
メスガニを食べたい方は要チェックです!

【海域とオス・メス別の漁期】

新潟県より北の海域 【解禁日】10月1日
【漁期】10月1日~翌年5月31日(オスメスとも)
富山県より西の海域 【解禁日】11月6日
【メスガニの漁期】11月6日~翌年1月10日
【オスガニの漁期】11月6日~翌年3月20日

【ズワイガニの漁獲サイズ】
オスガニは、甲羅の幅が9cm以上とし、メスガニは、親ガニであれば大きさの制限なし(未成体のメスガニは禁漁)としています。

漁期外で捕れたカニはどうするの?
省令でズワイガニの漁期が決まっているのですが、もし他の漁をしていてカニが捕れてしまった場合はどうするのでしょうか?
ズワイガニの漁場と同じエリアであるアカガレイ漁では、ズワイガニが混じることは珍しくなく、網に入ったカニはすぐに海に放流しています。
ただ、水温の低い海底から引き揚げられたカニは、急激な温度変化により放流しても死んでしまうことが多いのです。

各県協定の自主規制

省令でズワイガニ漁を規制しているのですが、各県の漁業関係者が協定し、より厳しい規制を設けて保護活動をしています。

若いズワイガニ(水ガニ)の自主規制

「水ガニ」や「ズボガニ」と呼ばれる若いズワイガニのオスは、漁期を短縮したり、漁獲サイズを制限しています。

【水ガニの漁期】
省令では11月6日~3月20日に対して、自主規制により12月21日~3月20日に短縮。

【水ガニのサイズ】
省令では甲羅の幅が9cm以上に対して、自主規制により10cm以上(京都府など)

メスガニの自主規制

セコガニやコッペ、香箱ガニと呼ばれる卵を持ったメスガニは、卵の状態によって規制しています。
省令では腹部に卵を抱えた親ガニであれば捕ることができるのですが、自主規制により、腹部に卵を抱え、その卵が茶黒色になっている親ガニだけとしてる場合もあります。 (※卵の成長が進むと黒色になります。)

メスガニの呼び名
メスガニは腹部の卵の色で呼び名が変わります。
卵が茶黒色や黒紫色だと「クロコ」と呼び、オレンジ色や赤色だと「アカコ」と呼んでいます。

最後にひとこと

私の祖母は石川県の漁港近くに住んでいました。
祖母はよく思い出話をしたのですが、子供の頃のおやつがカニだったと笑顔で話してくれたことを今でも覚えています。
昔はそれだけ沢山のカニが取れていたんですね。
しかし、今では1杯ウン万円という値段がつくこともありますし、これからも値が上がると予想されています。
カニの解禁日には、いつまでも美味しいカニを食べられるよう努力をしている関係者がいることも思い出したいですね。

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