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集団で飛ぶ小さな虫の正体はユスリカ!やっかいな大群を駆除する方法は?

   

新緑がきれいなこの時期、小さな虫が集まって飛ぶ「謎の集団」を見たことはないでしょうか?
夕方になると突如現れ、手で払っても付きまとってきたり、知らずに自転車で突っ込んでしまい、「何なんだ、この虫は!」と苛立った経験があるかと思います。
この謎の集団、実は「ユスリカ」という虫が集まったものなのです。
とはいえ、正体が分かっても「ん?ユスリカって聞いたことないぞ」という人も多いでしょう。
そこで今回は、集団で飛ぶ小さな虫「ユスリカ」について見ていきましょう!
※虫嫌いな方には耳を塞ぎたくなる話になるのですが、最後までお付き合い下さいね(苦笑)

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ユスリカの生態と習性

ユスリカ
ユスリカは、ハエ目ユスリカ科に属する昆虫で、その種類はとても多く、体長が0.5mm程度の極小のものから1cmもあるものまで、日本に確認されているだけで約2000種はいるのです。
このユスリカという名前ですが、幼虫が水中でゆらゆらと動く様子から「揺蚊(ユスリカ)」と名付けられました。

ユスリカの生態

ユスリカの成虫と幼虫
集団で飛んでいるのはユスリカの成虫で、見た目は蚊のような姿をしていますが血を吸うことはありません
成虫になる前の幼虫は、河川や湖沼、用水路などの泥の中で生息し、環境の良くないドブ川でも生きられるタフさを持っています。
また、この幼虫を「赤虫」と呼ぶこともあり、金魚を飼育されている方や釣りをしている人にはお馴染みの餌です。

余談になりますが、子供の頃に赤虫を餌にしてフナを釣ったことがあり、入れ食い状態になったことを覚えています。

幼虫は水中で2年程過ごし、成虫になったユスリカの寿命は2~3日と短く、長く生きるものでも1週間も生きられません。

次は習性について見ていきましょう!

どうして集団で飛ぶの?

ユスリカなどの小さな虫がたくさん集まり乱舞している状態を「蚊柱(かばしら)」といいます。
このユスリカの集団はオスのみになり、メスを呼び寄せるために集団で飛んでいるのです。
いわば、婚活をしていることになりますね。
蚊柱は地上からおよそ1mぐらいのところで発生し、近くを通ると頭の上に集まってきます。
これは、ユスリカには背の高いものに群がる習性があるからで、高さ的にちょうど良い人の頭が目印となり、移動しても付いてきたり、手で払ってもまとわり付いてくるのです。
もしユスリカの集団がまとわり付いてきた時には、しゃがんでみたり、同じ高さのものがある所に移動すると良いでしょう。

ユスリカ対策や駆除方法

ユスリカは蚊のように血を吸うことはなく、直接的に危害を加えないのですが、大量に発生すると、かなり「うっとうしい」ですよね。
それに部屋の中に入ってきたり、風向きによっては洗濯物や干した布団に付いてしまうことも起こります。
そんな場合はどうしたら良いのでしょうか?

ユスリカ対策

滋賀県の琵琶湖では毎年春になるとユスリカが大発生することから、地元では「びわこ虫」と呼び、春の風物詩になっています。
そこで取られている対策は一般的なものが多く、数日でおさまるからと「我慢」しているそうです。

以下は、一般的に取られている対策になり、根本的に解決する対策ではありません。

建物内に侵入しないようにする

・建物の出入り口や玄関に、虫よけ剤を設置する。
・窓の網戸は目の細かいものに取り換える。
・窓や網戸に専用虫よけ剤をスプレーする。
などの対策が有効です。
しかし、大量に発生してしまうと、虫よけ剤ではあまり効果がないとのことです。

外灯や窓に集まってこないようにする

ユスリカには光(紫外線)に集まる習性があるために、夜間では店舗や自宅の窓に大量に集まることがあります。
その場合の対策として、
・窓ガラスに紫外線を遮断するフィルムを張る。
・外灯は紫外線を出さないランプや遮断するカバーに交換する。
などがあります。

洗濯物などに付かないようにする

ユスリカは、夕方近くになると活発になる習性があるため、洗濯物は午後の早い時間に取り込むようにすると良いでしょう。
大量に発生している時期は、外には干さず、その期間だけは部屋干しで対応して下さいね。
その場合、エアコンの除湿機能を使ったり、除湿機を使うと部屋干しの嫌な臭いも抑えられますよ。

ユスリカの駆除方法

ユスリカを駆除するには、「幼虫」、「成虫」に分けて考える必要があるのですが、ユスリカの成虫は数日で死んでしまうため、長期的には「幼虫」の段階で駆除することを考えていきます。

ユスリカの幼虫の駆除

ユスリカの幼虫は、河川やため池、水たまり、側溝などの泥の中で生息しています。
まずは、ユスリカの発生場所を特定することから始めましょう。
その場所が特定できれば、幼虫が生息する底にたまった泥を取り除き、そして定期的に清掃を行いうことで、成虫になる数を減らしていきます。
(※側溝に殺虫剤を散布することは他の生物にも影響するため、安易に判断せずに専門業者や行政へ連絡した方が良いでしょう!)

しかし河川などの水辺近くにお住まいの方には、幼虫を駆除することは現実的でないため、自宅へ舞い込んできた成虫を駆除することになります。

ユスリカの成虫の駆除

ユスリカの成虫の駆除には、殺虫剤が効果的です。
・建物の出入り口には、殺虫成分を常温で蒸発させるタイプの殺虫器を設置する。
・窓に止まってる、ベランダに集まってきたものは、殺虫剤をスプレーする。
などで駆除します。
飲食店などで殺虫剤を使用できない場合は、虫の好む光で誘引し捕獲する捕虫器を設置するのも良いでしょう!

実はいいヤツ、ユスリカ

私たちの目線で考えると、ユスリカの大発生は「一匹残らず駆逐してやるー!」と苛立つ存在ですが、実は自然界ではとっても有難い存在です。
というのも、水の中で過ごすユスリカの幼虫は、水質を浄化し、そこに住む魚たちのエサとなり、成虫になると他の虫や鳥たちの重要な栄養源になってます。
1匹1匹は小さな存在ですが、数が集まることで「命のサイクル」に貢献していたのです。
視点を変えてみると、嫌なヤツもいいヤツだったりするんですね!

最後にひとこと

ある飲み会で、野球好きの知人が小さな虫のせいで負けた試合のことを話してくれました。
それは大切な試合での出来事。
守備中に、自分の顔の周りに小さな虫の集団が集まり、プレーに集中出来なくなったそうです。
そんな時に限って打球が飛んでくるもの。彼はエラーをしてしまい失点に。
結局この失点がひびき、試合に負けてしまったのでした。
そこで、エラーの原因となった小さな虫(ユスリカ)の話をしてあげると、独身だった彼は妙に納得した表情で「そら、しゃーないわ」と。
続けて「おれも結婚したいもん…」と呟いた後で、頑張ろう!と笑っていました。

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