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冬至の風習!ゆず湯の意味やNGな柚子風呂の入り方とは?

      2017/04/10

一年の中でもっとも昼が短く夜が長くなる冬至。
昔からこの日にゆず湯に入る風習があります。
湯船にプカプカ浮かんだ柚子が、とても日本らしく風情がありますよね!
子供の頃、ツンツンして遊んだことを懐かしむ方も多いかと思います。
こうした冬至の習わしには、どんな意味があるのでしょうか?
また、ゆず湯に注意すべき入り方があるのかも気になるところです。
そこで今回は
冬至にゆず湯に入る意味やその注意点について見ていきましょう!

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冬至の風習、ゆず湯とは

冬至はゆず湯
ゆず湯に入る冬至はいつなのでしょうか?
冬至は二十四節気(にじゅうしせっき)の1つで、毎年12月22日前後になります。
(※二十四節気とは、1年間を24つに分けた季節のことです。太陽の高度(高中低)によって、1年を「冬至」、「夏至」、「秋分」、「春分」の4つに分け、さらにそれぞれを6等分したことで計24の季節を表す名前が付けられています)
ちなみに、2016年の冬至は12月21日(水)です。
冬至の日は下記の数式でも求めることが出来ます。

冬至の日=INT{22.6587+0.242752×(Y-1900)}-INT{(Y-1900)/4)}
 ※「Y」に求めたい年の西暦を代入。
  「INT」は{ }内の数値の小数点以下を切り捨てる。

冬に至ると書く冬至(とうじ)は文字通り、この日を過ぎると本格的な寒さがやってきます。
昔の人々はこの寒い冬を過ごすために、どのように考え行動してきたのでしょうか?
まずは、そんな冬至の風習を見ていきます。

冬至から生まれた風習

冬至とは、日本など北半球において、一年のうちで最も太陽の高度が低くなる日のことで、分りやすくいうと、昼(日の出から日の入りまでの時間)が一番短くなり夜が一番長くなる日のことです。
冬至が定まった日ではないのは、太陽の位置によって決めているからです。
さて、昔の人々は、この冬至をどのように考えていたのでしょうか?
冬至は1年でもっとも夜の時間が長くなることから「死に近づく日」と捉え、この厄(死)から逃れようと様々なことを取り入れました。
というのも、昔の人々にとって寒い冬は、命にかかわる季節だったからです。
寒い寒い冬を無事に乗り越えられるように、ゆず湯に入ったり、かぼちゃやこんにゃく、あずき粥を食べるといった無病息災を祈る行いが生まれたとされています。
こうした行いが冬至の風習として今日に残っているのです。

冬至はクリスマスの起源!?
一方で昼の時間が一番短いことを「この日を境に日が長くなる」と捉え、「太陽が復活する日」や「運気が上がっていく日」とする考えもあります。
世界各地では、冬至を「太陽の復活」として祝うイベントが行われており、今では25日に行われているクリスマスも、実は古代ヨーロッパの「太陽の復活」を祝う祭りが起源だといわれています。

冬至にゆず湯に入る理由

「冬至にゆず湯」の風習は、江戸時代までさかのぼり、当時の大衆浴場でお客を呼び込むために、ゆずを湯船に入れたのが始まりだといわれています。
なぜ、お風呂に「ゆず」を入れたのでしょうか?
一説には「冬至」⇒「湯治」と、「ゆず」⇒「融通(ゆうずう)が利く」と語呂合わせをし、冬至にゆずの入ったお風呂に入れば、「健康で過ごせる(元気なら融通が利くことから)」と無病息災の願いを込めたものだとされています。
また病気や災害の元凶である「邪気」を払う意味合いもあり、香りの強い「ゆず」をお風呂に入れることで「邪気払い」をしているともいわれています。
こうした昔の習慣が現在にいたり、冬至に「ゆず湯」に入ると「1年間は風邪をひかない」と言われるようになりました。

では次に「ゆず湯」の入り方について見ていきましょう!

ゆず湯のやり方や注意すべきこと

ゆず湯のやり方(作り方)はとても簡単で、お好みの数の「ゆず」を湯船に浮かべるだけです。
この方法がスタンダードなのですが、1~2個のゆずを浮かべてもあまり香りはしません。
そこで数を増やすか柚子に切り込みを入れたりすることで香りが立ちあがってきます。
おすすめは、先に絞っておいた柚子の果汁をお湯に入れて、あとは2~3個のゆずを浮かべる方法です。
直接果汁を入れることで香りもよく、プカプカ浮かんだゆずを見ているだけで心がリラックスします!
ただ多く果汁を入れ過ぎると、お肌がピリピリしてしまうので気をつけて下さいね。

ゆず湯に入る際に注意すべきこと

ゆず湯に入ると血液の流れが良くなり身体がポカポカ温まり、ゆずの香りで心もリラックスします。
さらに、ゆずの果皮に含まれる成分が美肌にも良いとされています。
このようにメリットいっぱいの「ゆず湯」ですが、注意すべきこともあります。
下記の5つに気をつけてバスタイムを楽しんで下さいね!

日中にゆず風呂に入らない

かんきつ類のゆずには、紫外線で日焼けしやすくなる成分が含まれています。
日中にゆず湯に入り外出すると日焼けをしてしまい、シミやしわになる原因になります。
ゆず湯は紫外線を浴びない夜に入るようにしましょう。
就寝前1~2時間前に入浴すると、ゆず湯のリラックス効果も相まって快適に眠ることが出来ます。

食事後すぐ、飲酒後にゆず風呂に入らない

食後すぐに入浴すると、消化のために胃に集まっていた血流が全身に広がってしまい、胃腸の働きが弱まり消化不良を起こすことがあります。
ゆず湯に入る場合は、食後30分以上は間をあけてからにしましょう!
また飲酒後の入浴は、心臓への負担が大きくなるといわれており、止めておきましょう。
そして、入浴前にはコップ1杯の水分を補給することも重要です!

肌が弱い人は無理をしない

ゆずをたくさん入れると香りが増し、リラックス効果が増します。
しかしその分、お肌への刺激が強くなり、皮膚トラブルを起こす場合もあります。
もし、ピリピリするのを感じた場合は、すぐに湯船から出て、シャワーで洗い流しましょう。
お肌が弱い方は、ゆずの個数を少なくするなど、工夫をして下さいね。
また赤ちゃんはお肌がデリケートなため、ゆず湯の入浴は控えた方が良いでしょう。

追い焚きをしない

ゆずを湯船に浮かべていると、皮や果肉などのモロモロが出てくることがあります。
もろもろが出ている状態でお風呂の追い焚き機能を使うと故障の原因になります。
お湯の温度を上げる際は、たし湯をすると良いでしょう!
または、もろもろが出ないようにゆずをガーゼ等で包むとお湯が汚れないので、最後のお掃除も楽になります。

長時間の入浴はしない

ゆず湯には血行促進の効能があり、とても身体が温まります。
子どもと一緒に入浴した場合は、大人と同じ時間湯船に浸からないようにしましょう。
子供の方が体温が高く体温調節がうまく出来ないために、大人と同じ長時間の入浴は熱中症を起こす危険もあります。
入浴前、入浴後のコップ1杯の水分補給を実践して下さいね!

最後にひとこと

最近は親子で顔を合わせて会話する時間が減ってきており、家族間のコミュニケーション不足が問題になっています。
こういった問題を解決すべく昔からの風習を現代生活に取り入れることが見直されています。
そこで今回の冬至には思い切って「ゆず風呂」に誘ってみてはいかがでしょう!
背中でも流しつつ、その日の出来事などを話してみると、お互いに忘れていたものを思い出させてくれるかも。
それが「ゆず湯」の新たな効能だったりします。

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