年中行事情報館

いろいろな行事に関する情報や雑学を紹介しています

浴衣での美しい歩き方!浴衣美人が実践している極意!

   

浴衣の季節がやってきました!
可愛い浴衣を着ての花火大会や夏祭りは、心が躍り楽しさが倍増します。
その反面、慣れない浴衣は動きにくく、歩くだけでもぎこちなくなってしまいます。
歩きにくいからとダラダラ歩いてしまうと、せっかくの浴衣姿も台無しですよ。
しかし、この動きにくい浴衣だからこそ、女性らしく見える歩き方があるのです!
例えば、花火大会に出掛けた時に、「あの浴衣の人、きれい!」と見とれてしまったことはないでしょうか?
シルエットというか雰囲気というか…特に凛とした歩き方が本当に美しいと感じます。
「私もあんな風になりたいな」と憧れてしまいます。
でも実は、ちょっとしたことを実践するだけで、きれいな歩き方になるのです。

そこで今回は
浴衣美人が実践している美しい歩き方を紹介します!

スポンサーリンク

浴衣でのきれいな歩き方

浴衣、下駄での歩き方
浴衣をバッチリ着付けることが出来たし、さあお祭りにレッツゴー!と出掛けたものの、窮屈な裾周りと慣れない下駄で「変な歩き方になってるんじゃない?」と不安になる方も多いと思います。
その様に感じるうちは、間違いなく「ぎこちない歩き方」です(笑)
でも、浴衣での綺麗に見える歩き方は、ポイントさえつかんでしまえば、難しいものではありません。
さっそく美しく見える歩き方を見ていきましょう!

【参考】下駄が痛い時は⇒下駄で足が痛くならない歩き方

歩く前の準備~裾割り(すそわり)とは

まず初めに、浴衣で歩きやすくするために「裾割り」をしておきます。
裾割りとは、着付け後の窮屈な裾周りにゆとりを作り、動きやすくすることです。
裾割りの仕方はとっても簡単!
足を肩幅に開き、両膝を外側に押し出すように軽く2~3回曲げます。(※軽くスクワットをする感じです)
これで裾周りが緩和され動きやすくなり、そして着くずれもしにくくなります。
最後は浴衣の上前と下前を整えます。

浴衣での歩き方

浴衣で歩く基本姿勢は、あごを少し引き、真っすぐ正面を見て背筋を伸ばします。
背筋を伸ばすと供に、頭を上から引っ張られるイメージで首をすっと伸ばすと女性らしさがUPします。
この状態で自然に歩くと、シルエットがとてもきれいです。

この基本姿勢を保ちながら、以下の3つのポイントを取り入れると、美しい歩き方になります。

歩幅は狭く内股で

ほんの少し内股気味で歩幅を狭くして歩きます。
歩幅はご自分の足のサイズを目安にして下さい。
歩きにくいからと大股でドシドシ歩くのはNGです。雑に見えますし裾がめくれ着くずれもします。
よく見かけるのが、チョコチョコ歩きになっている方です。
歩幅や内股はこれで良いので、もう少し足の回転をゆっくりにしてみればどうでしょうか?
せこせこした感じはなくなり、はんなりとした浴衣美人の歩き方に変わりますよ!
当然歩くスピードは遅くなるので、お連れさんにはゆっくり歩いてもらうように伝えましょうね。

手の振り方

さて、歩いている時の手はどうしていますか?
だらんと下げていては、しまりがなく見た目が悪くなってしまいます。
また大きく振って歩くのもガサツな印象になってしまいます。
そこで、歩くときは手を振らず、自然な位置で手を組んでみて下さい。
これだけで、すごく上品な歩き方に変わってきますよ!

でも身体の前で手を組んで歩くのは慣れないと歩きづらいものです。
そんな場合は、軽く肘を曲げて手を少しだけ袖に引っ込めると可愛くなるので試してみて下さい!

右手で上前をおさえる

歩いている時の右手の仕草はとても大切です。
なぜ右手かというと、右側に「つま」(浴衣の端)があり、それをおさえるためです。
例えば、少し急ぎ足で歩くとパタパタと裾がめくれ雑な見た目になりますが、そんな時に右手でそっと上前(つま)をおさえるだけで、裾のめくれが軽減され、とても奥ゆかしく見えます。
(※おさえる部分は太ももより少し上あたりがベスト)

あと補足ですが、歩き始める1歩目は、左足からが基本です。
これも同じく右側に「つま」があるために、右足からスタートすると裾がめくれてしまい、見た目が悪くなるからです。
歩き始めの印象も大事にして下さいね!

このように、ちょっとした仕草を取り入れれば、ぐっと女性らしくなります。

浴衣での歩き方【動画】

浴衣での歩き方の動画を載せておきます。歩き方だけでなく、マナーや着くずれした際の直し方も紹介されています。
ぜひ参考にして下さいね。

浴衣美人の立ち方

浴衣での歩き方が出来るようになれば、立ち姿も覚えましょう。
人の動きは、静⇒動⇒静の繰り返しです。
浴衣で歩く(動)から立ち止まる(静)の一連の動作も浴衣美人は意識しています。

立ち姿

立ち姿がきれいになれば、自然と歩く姿もきれいになると言われています。
それぐらい立ち姿は大切なのです。

浴衣での立ち方
①踵(かかと)から指先までそろえる
②お尻をキュッと引き締める
③下腹を意識し背筋をピンと伸ばす
④あごは引き、首を伸ばし真正面を向く
⑤身体の中心線はピンとまっすぐに

この姿勢が出来たら、肘を張らず自然に手を組んでみて下さい。
そこにはいつもと違う自分が立っていますよ!

最後にひとこと

普段の洋服に比べて動きづらい浴衣ですが、その動きづらさが逆に美しい立ち振る舞いを生み出します。
浴衣の美しさとは、限られた動きの「雅」なのかも知れません。
美しい歩き方を身につけると、それが自信となり、さらに凛とした美しい歩き方に変わっていきます。
さあ、ぎこちない歩き方とはお別れです。
今年の夏は、浴衣美人になって周りからの羨望の眼差しを集めて下さいね!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 - 7月の行事, 浴衣 , , , ,