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鯉のぼりの汚れは洗濯してもOK?お手入れの方法は?

      2016/04/11

楽しい端午の節句のお祝いも終わり
「さあ片付けるか」と鯉のぼりを見上げると物悲しい気持ちになりますね。
来年も気持ち良く青空を泳いでもらうために、
しまう際に気をつけておいた方が良いことはあるのでしょうか?

では早速、
鯉のぼりを片付ける際の注意点を見ていきましょう!

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鯉のぼりをしまう際の注意点

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さあ片付けようとした際に、鯉のぼりが汚れていたり、生地が破れてしまっていた場合、
また竿先の「回転球」や「矢車」が壊れていたりした場合はどうすれば良いでしょうか?

では
お手入れの方法を詳しく見ていきましょう!

鯉のぼりが汚れていた場合

鯉のぼりを1ヶ月近く屋外に出していれば、ホコリや鳥のフンなどで汚れています。
きれいに汚れを取ってから保管した方が、来年も気持ちよく揚げることが出来ますし生地が長持ちします。

汚れ具合によって
①部分的な汚れの場合は部分洗いし、②全体的に汚れていた場合は丸洗い(洗濯)すると良いでしょう。
(※あまり汚れが目立たない場合は、洗う必要はないので良く干してからしまって下さいね。)
面倒だからと「えいやー!」って洗濯機に入れちゃダメですよ!(笑)

またドライクリーニングは止めておいた方が良いでしょう。
口の部分のプラスチックが折れたり、金箔の変色やはがれの原因になります。

鯉のぼりの部分的な汚れを取る方法

中性洗剤(台所用液体洗剤など)をつけた濡れタオルでトントンと叩くようにして汚れを取って下さい。
生地が傷むので強く擦ってはダメです!
特に金箔のついている部分は剥がれやすいので、出来るだけ触らないようにしましょう。

鯉のぼりを傷めないように丸洗い(洗濯)する方法

原則は中性洗剤でつけおき洗い(手洗い)です。
汚れがひどくても漂白剤の入った洗剤はNGです!

浴槽やタライなどを使い、中性洗剤を入れたぬるま湯(30℃~40℃)で「つけおき洗い」をします。
浸けておく時間は約30分~1時間ほどでOKです。
まれに色落ちすることがあるので、2時間以上は浸さないようにして下さいね!

気になる汚れがある箇所は、優しく揉んで洗って下さい。
鯉のぼりを傷めないように、優しく!優しく!が揉み洗いのポイントです^^

金箔がついている鯉のぼりは、つけおきしてるだけでもキラキラと金箔が浮いてくることがありますが、
少しぐらいなら問題ありません。
ただ水に浸けているだけで剥がれやすくなっているので、出来るだけ金箔の部分は触らないようにしましょう!

洗い終えたら、
汚れた洗剤入りの水を捨てる、新しい水に浸ける、また捨てるを繰り返して
生地についた洗剤を流していく作業をします。
最後は、水道水をかけて洗剤を完全に洗い流します。

鯉のぼりを乾かす

洗濯が出来たら絞らず水気を取り、そのまま日陰で干します。
その際に手でパンパンとシワを伸ばしておくと乾いた時にきれいに仕上がります。

竿先の金具部分のお手入れ方法

鯉のぼりを片付ける際に、それぞれのパーツに不具合がないか確認をして下さい。
問題がなければ、お手入れをした後に保管するわけですが、
「回転球」「矢車」などの金属部分は、しっかりお手入れをすることで長期間の使用が可能となります。

「回転球」「矢車」のお手入れ方法

①まず汚れを布で丁寧に取り除きます。
②回転部分に油(防錆用)をさします。
③布に油を軽く染み込ませ、全体的に薄く塗ることで錆びを防止します。

☆おすすめの油⇒KURE5-56(フッ素樹脂を含む油)

保管する場所は、湿気がこもらなく直接日光が当らない場所を選んで下さいね。

鯉のぼりの生地が破れてしまった場合や金具部分が壊れた場合

鯉のぼりも長年揚げていると、生地が劣化し破けてしまったり、金具類(回転球や矢車)が破損することがあります。
そんな場合、まず購入したお店やメーカーにお問い合わせしてみましょう。
購入した際の仕様書などがあれば、そこに記載されている連絡先に問い合わせし、アフターサービスをしているか確認して下さい。

また自分で修理する場合は、ネットでパーツを販売しているサイトもあるので探してみるのも良いでしょう。

最後に

物を大切にする気持ちが「立身出世」につながっているのかもしれません。
鯉のぼりに来年も気持ち良く泳いでもらうためにも、きれいにお手入れし保管したいものですね。

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